2015年1月1日、中國(guó)の大手メディアは、大みそかの夜に新疆ウイグル族自治區(qū)グルジャ市で開催されたボクシングの國(guó)際試合で、中國(guó)のKO王?一龍（イーロン）が日本人選手にTKOで勝利したと一斉に報(bào)じた。

【その他の寫真】

一龍は少林寺拳法の達(dá)人で、山東省出身の27歳。2007年に河南衛(wèi)星テレビの武術(shù)大會(huì)「武林風(fēng)」で優(yōu)勝し、一躍有名になった。その後は各國(guó)でボクシングの試合に出場(chǎng)し、輝かしい成績(jī)を収めている。各ニュースサイトには、中國(guó)のネットユーザーからの祝福コメントが集中。だが、最も支持が多いコメントは、一龍が「強(qiáng)烈なパンチを繰り返して、徹底的に痛めつけた」日本人選手?金山雄蔵に対する疑惑を訴えるものだった。

「この日本人選手の名前、検索してもヒットしないんだけど。ホントに日本人なの？」

「そこらへんにいる日本人留學(xué)生を選手に仕立て上げて、試合に出したんだろ」

「國(guó)民の民族感情を利用して、主催者が金もうけを企んだんだ」

「國(guó)民の不満のはけ口を作るために、あの黨が演出したやらせに決まってる」

「一龍は自分のことを『少林寺の第一弟子』とかいってるくせに、寺で修行もしないでなぐり合いばっかりやってるニセ坊主だ」

「日本人に勝っては大騒ぎし、負(fù)けても騒ぐ。中國(guó)人はどうしようもないね」

「そんなに強(qiáng)いならK?1に行け、K?1に！」

「日本人はボクシングの王道を歩んでいるんだぞ。世界チャンピオンが何人いると思ってるんだ。中國(guó)には熊朝忠（シオン?チャオジョン）1人しかいないじゃないか」（翻訳?編集/本郷）