2015年1月6日、安倍晉三首相は今月5日の新年記者會(huì)見で、「村山談話」を含む歴代內(nèi)閣の歴史認(rèn)識(shí)を継承したうえで「安倍談話」を発表し、「積極的平和主義」の方針の下で一層の貢獻(xiàn)を果たす明確な意思を世界へ発信する考えを表明した。（文：賈秀東［ジア?シウドン］本紙?zhí)丶s論説員、中國國際問題研究院特別招聘研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

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この発言は不適切ではないようにも聞こえるが、検証には耐えられない。特に安倍氏の過去の言動(dòng)と結(jié)びつけて考えると、この発言の真の意味ははっきりしなくなる。

安倍色を帯びた「安倍談話」を発表するとの考えはかなり以前からあるものだ。「村山談話」と「河野談話」を覆そうとするものであるというのが、いわゆる「安倍談話」と聞いて最初に受ける印象だ。安倍氏とその背後の右翼勢力は「村山談話」と「河野談話」がずっと気にかかって仕方ないようで、両談話を見直し、さらには覆し、代わりにいわゆる「安倍談話」を発表する考えを再三示してきた。衆(zhòng)院選に勝利したことで、安倍政権は當(dāng)分盤石となった。安倍內(nèi)閣の濃厚な右翼保守色が「安倍談話」に影響を與えることは避けがたい。

過去數(shù)カ月の間、安倍氏は対中関係、対韓関係改善への意欲をさまざまな場で繰り返し表明し、北京APEC會(huì)議期間には中國指導(dǎo)者との會(huì)談も実現(xiàn)した。2015年、安倍新內(nèi)閣は真に根本的に改めることができるのだろうか？現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、決して良い結(jié)果にはならないことを暗示する兆候が少なくとも3つある。

第1に、安倍氏はゴールデンウィーク中の訪米を計(jì)畫している。訪問の機(jī)會(huì)を借りて、日米関係を調(diào)整し、日米防衛(wèi)協(xié)力指針の改定、環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定（TPP）交渉などで進(jìn)展を得、さらに米國を「上手くあしらって」、自らの政策への黙認(rèn)と支持を取りつけ、隣國からの圧力を軽減するというのが、彼の蟲のいい計(jì)算なのだろう。だが問題は、歴史問題で米國の反応を「上手くあしらう」ことが、即ちアジアと國際社會(huì)を「上手くあしらえる」ことではないということだ。

第2に、日中関係の扱いと改善について日中が4つの原則的共通認(rèn)識(shí)にいたった後、岸田文雄外相と內(nèi)閣はこれについて一方的な解釈を行い、日本側(cè)への拘束力をうやむやにしようと企てている。もし安倍政権が4つの原則的共通認(rèn)識(shí)に背き、さらには「原則」という重要な言葉の意味を「曖昧でどちらにでも取れ、あってもなくてもよい」ものへと歪曲し、「具體的約束はしていない」と詭弁を弄するのなら、こうした小賢しい手口に人々は4つの原則的共通認(rèn)識(shí)の扱いと実行、対中関係の改善に対する日本側(cè)の誠意に疑念を抱かざるを得ない。

第3に、安倍氏は昨年末の衆(zhòng)院選後「安倍談話」の內(nèi)容について「過去の戦爭への反省、戦後の進(jìn)歩と日本が今後歩む道を盛り込みたい」と表明した。これが「安倍談話」の3つの重點(diǎn)であるようだが、問題は安倍氏の真の「重點(diǎn)」は恐らく「反省」ではないということだ。日本紙の報(bào)道によると、外務(wù)省のある高官は先日安倍政権の今年の基本的外交政策について、一部の國が戦後70周年の機(jī)を利用して「日本に対する（國際社會(huì)の）信頼を損なおうとしている」として、平和憲法および戦後の國際社會(huì)への貢獻(xiàn)を「明確かつ誇りをもって」多く語る必要があると述べた。安倍氏の新年の談話が日本側(cè)の今年の外交戦略を反映していることは明らかだ。そうすると日本側(cè)は侵略の歴史の正しい反省という核心的問題を回避するということだ。

戦後70年は安倍氏にとって、歴史から與えられた機(jī)會(huì)であり、1つの関門でもある。言い換えるなら、2015年はどう歩むか、安倍氏の前には2つの道がある。引き続き橫道を奔走していくか、歴史を正しく扱う道に戻るかだ。

2015年に安倍氏はどう歩み、どうこの関門を越えるのだろうか。中國が、韓國が、アジアが、世界が見ている。安倍氏はその場しのぎができると幻想を抱いてはならない。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤）