2015年1月11日、スリランカの新大統(tǒng)領(lǐng)に就任したシリセナ氏は、中國依存から脫卻する外交を目指すとみられ、注目を集めている。參考消息が伝えた。

【その他の寫真】

シリセナ氏は9日、現(xiàn)職のラジャパクサ氏を破って大統(tǒng)領(lǐng)に就任した。ラジャパクサ政権は経済面で中國から大きな支援を受けていたが、シリセナ政権では隣國のインドへの接近が強まるとみられている。

2009年、日本に代わって中國がスリランカへの最大援助國となったが、日本は今後も巨額のODAを提供する見込みで、シリセナ大統(tǒng)領(lǐng)は日本やインドとの安全保障協(xié)力を強化していくとされる。

シリセナ氏は前政権の「中國一辺倒外交」に疑問を呈していた。中國はコロンボで海を埋め立てて建設(shè)する港灣都市計畫を進めているが、シリセナ氏はこのプロジェクトにも反対の立場を表明している。

中國はスリランカを含むインド洋沿岸の各都市の港灣を整備する「真珠の首飾り戦略」を進めており、この戦略に反対するインドはスリランカでの鉄道建設(shè)を行うなどして、中國と援助競爭を展開している。日本とスリランカが海上安全保障で協(xié)力する目的の一つとして、影響力を拡大する中國へのけん制があるとされる。（翻訳?編集/岡本悠馬）