2015年1月25日、強(qiáng)制立ち退き処分で上海市當(dāng)局に取り壊された家屋の壁に突如現(xiàn)れた落書きが「美しい」と話題になったが、わずか一晩で當(dāng)局によって破壊されてしまった。中國紙?新聞晨報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

上海市の中心部にある康定路600弄は、都市開発による立ち退きで取り壊された家屋が多い場所だ。そこに殘った壁や門を利用して、中國とフランスのアーティストが昨年末に2日間かけて約10カ所に蕓術(shù)性の高い落書きを制作。この落書きが「素晴らしい」とネット上で評(píng)判になり、中國各紙が今月23日に寫真入りで紹介するまでになった。

24日朝、削られたり、上から泥を塗られたりして落書きがすべて上海市當(dāng)局によって消されているのを市民が発見。落書きを見るために廃墟を訪れる市民や観光客が増えていることから、安全性に問題があるとの理由で當(dāng)局がこれを処分したからだ。ネット上には上海市當(dāng)局への抗議の聲が集まっている。

「市當(dāng)局は何を恐れているんだ？まさか廃墟で將棋倒しが起こるとでも？」

「強(qiáng)制立ち退きや取り壊しに反対する市民の聲を恐れているんだろ」

「一般人が何かをすれば、すぐに脅威に感じて抑え込もうとする。たとえそれが蕓術(shù)でもね」

「安全性の問題ではないことぐらいばかでもわかる」

「指導(dǎo)者が気に入れば蕓術(shù)、気に入らなければただのごみ」

「本當(dāng)に危ない場所だったよ。壊さないで立ち入り禁止にすればよかったんだ」

「いやいや、中國人の資質(zhì)を考えれば、立ち入り禁止にしてもムダだね。落書きがなくならないとみんなが押し寄せるよ」（翻訳?編集/本郷）