2015年1月26日、中國青年報によると、上海市第14期人民代表大會第3回會議が25日に開幕した。楊雄（ヤン?シオン）市長が市政府を代表して行った政府活動報告では、國內(nèi)総生産（GDP）成長率の予測について一言も述べていなかった。

【その他の寫真】

これまでの政府の活動報告では第2部で新しい年の主要任務(wù)を重點的に取り上げ、冒頭部分で新年の域內(nèi)GDPがどれくらいになるか予測するのが「慣例」だった。上海市のGDP目標値は12年が8％、13年と14年が7．5％で、今年はこの數(shù)字がなかった。

同報告では今年の上海市の経済社會発展の主要目標として、経済の安定的成長、構(gòu)造の持続的な改善、質(zhì)と効果のさらなる向上、市全體の一般公共予算の収入と経済との歩調(diào)を合わせた伸びを提案している。

こうした「あいまい」な表現(xiàn)の裏には、一連の詳細で正確な數(shù)字がある。社會全體の研究開発費用（R＆D）の市GDPに対する割合が3．6％以上に到達、人口1萬人當たりの発明特許保有件數(shù)が約26件に到達、都市部の登録失業(yè)率を4．5％以內(nèi)に抑制、環(huán)境保護投資の市GDPに対する割合が約3％を維持、といった數(shù)字だ。

同市人民代表大會の代表を務(wù)める復(fù)旦大學経済學院の陳建安（チェン?ジエンアン）教授は、「これは一種の『上海の態(tài)度』というものであり、経済発展の質(zhì)と効率を高め、産業(yè)構(gòu)造のモデル転換を加速させることが、今後の経済活動の重點になるということだ。質(zhì)や効率であれ、構(gòu)造のモデル転換の成果であれ、いずれもGDP成長率でははかることが難しいものであり、そこでGDPについて言及することをやめた。これらの活動は未來の長期にわたるものであり、その成果を短期間でGDP成長率に反映させることは難しいが、長期的にみれば、こうした質(zhì)の変化というものは必ずやGDP成長率の上に反映されることになる」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）