2015年1月28日、中國日報網(wǎng)によると、米ブルームバーグは22日、「5つの特徴が、中國が『世界の工場』に別れを告げ、世界の重要な資本?需要供給源になりつつある」と題する記事を掲載し、新たなかじ取りの下で、中國は閉じられた國有経済モデルから開放型の市場経済モデルへ移行する長期的なモデル転換の過程にあるとの見方を示した。

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このほど発表された統(tǒng)計データによると、中國はすでに米國に次いで國內(nèi)総生産（GDP）が10兆ドル（約1180兆円）に達(dá)した國であり、このため中國の経済モデル転換の過程は世界に甚大な影響を與えることは間違いないといえる。次の5つの特徴から、中國が今、「世界の工場」に別れを告げ、世界の重要な資本供給源および需要供給源になりつつあることがうかがえる。

（1）経常収支の黒字が徐々に減少

長年にわたり輸出が輸入を大幅に上回っていたことから、中國には巨額の経常収支の黒字が積み上がっている。そこで長らく「人民元は安すぎる、中國人は米國人の飯のタネを奪うつもりだ」などといった理由なき批判の聲が上がっていた。だが現(xiàn)在では、中國の経常収支の黒字がその経済の総生産量に占める実際の割合は2％を下回り、世界金融危機以前のピーク時の10％強にははるかに及ばなくなっている。

（2）外貨準(zhǔn)備が減少

中國の輸出主導(dǎo)型の成長モデルがもたらした副作用は外貨準(zhǔn)備の急増で、昨年の一時期には4兆ドル（約470兆円）前後に達(dá)したが、その後は小幅に減少している。中國政府は現(xiàn)在、外貨準(zhǔn)備資金のより著実な用途を探しており、たとえば國內(nèi)企業(yè)の海外進(jìn)出を支援する、海外業(yè)務(wù)を開拓する、海外での合併買収（M＆A）を展開する、などがあり、米國債の購入だけとは限らない。また中國人民銀行（中央銀行）は外國為替市場や最近出現(xiàn)した資本の流出現(xiàn)象への関與をやめ、これは中國の外貨準(zhǔn)備の規(guī)模はピーク期をすでに通り過ぎたことを意味するとも考えられる。

（3）外資系企業(yè)の直接投資導(dǎo)入國から対外投資國への転換

中國はこれまでずっと外資系企業(yè)の投資を吸い寄せる磁石のような存在であり、世界の企業(yè)は爭って中國に投資し、製造業(yè)が経済の急成長を後押しする中國市場でパイの分け前にあずかろうとしてきた。その後、外資系企業(yè)の投資熱が徐々に低下し、過剰な生産能力が中國企業(yè)の海外進(jìn)出を促すのにともない、今年の中國の対外投資規(guī)模は外資導(dǎo)入規(guī)模を上回る見込みだ。

（4）豊富な低コスト資金

ドイツ銀行のグローバル戦略家のサンジーブ?サンヤル氏は今月発表した報告の中で、「中國経済の投資牽引型の成長モデルからの転換は、低金利の資金を世界中に蔓延させる可能性がある?，F(xiàn)在の中國國內(nèi)の投資額が世界の総投資額に占める割合は26％だが、1995年はわずか4％だった。過剰な生産能力と人口高齢化が國內(nèi)投資の減少を招き、大量の余剰の資本は勢い國外に向かうことになる。中國経済の規(guī)模の大きさを考えると、その資本流出の規(guī)模も相當(dāng)大きなものになり、世界の主要中央銀行が金融引き締め政策を採っても、中國から流れてくる資本の規(guī)模は世界の長期資金コストを引き下げるのに十分だ」と指摘した。

（5）中國のアウトバウンド観光客數(shù)が急増し巨大規(guī)模に

30年前には海外を旅行する中國人は少なかったが、14年はのべ1億人を突破した。苦境の中でもがく歐州、韓國、日本の経済にとって、中國人観光客の存在が一定のサポートを提供するものとなっている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）