2015年1月31日、中國(guó)メディア?一財(cái)網(wǎng)はこのほど、経済評(píng)論家の呉暁波（ウー?シャオボー）氏のコラム「日本にウォシュレット（溫水洗浄便座）を買(mǎi)いに行く」を掲載した。この中で呉氏は「現(xiàn)在、中國(guó)製造業(yè)は苦難に直面している」と指摘?！溉毡兢速I(mǎi)いに行かなくて済むかに中國(guó)の製造業(yè)の未來(lái)がある」と強(qiáng)調(diào)している。

【その他の寫(xiě)真】

呉氏によると、中國(guó)の製造業(yè)が成長(zhǎng)してきた背景にある武器はただ一つ、低コスト。中國(guó)は土地、労働力、低稅率などの強(qiáng)みがあり、しかも、環(huán)境保護(hù)に対しても何の責(zé)任も負(fù)わなくてよく、これが製造コスト上での大きな強(qiáng)みとなった。ところが各コストの上昇により、コストパフォーマンスの強(qiáng)みは希薄になって、多くの製造業(yè)者が転換モデルを模索している狀況だ。

さらに、日本企業(yè)は新たな技術(shù)を応用した製品を開(kāi)発すると同時(shí)に、中國(guó)企業(yè)に技術(shù)を輸出しなくなりつつある。そうした製品を中國(guó)向けに販売しなくなっており、巨大な市場(chǎng)を目當(dāng)てに進(jìn)出してくる外國(guó)企業(yè)から技術(shù)を獲得してメイド?イン?チャイナをつくるという、中國(guó)企業(yè)の「市場(chǎng)を技術(shù)に換える」というこれまでの戦略が使えなくなっている。

広東省に本部を置く家電メーカー「美的（メイディー）」の場(chǎng)合も同様。日本企業(yè)から炊飯ジャーのファジィ技術(shù)を?qū)毪筏?983年から生産し、國(guó)內(nèi)シェアをリードする存在となったが、ここ數(shù)年は日系メーカーとの関係に変化が生じているという。

呉氏が注目するのは、訪(fǎng)日した中國(guó)人観光客が帰國(guó)する空港の到著ロビーに荷物が山のように積み上げられた光景。中身は大人気の溫水洗浄便座や炊飯ジャーのほか、ナノテクノロジーを使っているというドライヤー、セラミック製包丁、超音波技術(shù)利用の電動(dòng)歯ブラシ、保溫ボトルなど、さまざまだ。

呉氏は「免稅店で買(mǎi)い物に明け暮れている若い層の人々は、おそらく中國(guó)の現(xiàn)在の中産階級(jí)」と言及。「理性のある消費(fèi)志向で、やすやすと広告文句に躍らされない。もちろん安くて美しいものが好きだが、同時(shí)に性能をこよなく好むタイプで、新しい技術(shù)や新しい體験に進(jìn)んでお金を出す。このような消費(fèi)者が集中して出現(xiàn)したのは、まさに中國(guó)の製造業(yè)も転換期にきているということである」としている。

その上で「苦難に直面している製造業(yè)者は、外に助けを求め見(jiàn)知らぬ土地で運(yùn)試しをするのではなく、熟知した本業(yè)で技術(shù)イノベーションを追及し、量より質(zhì)で囲い込むよう、自ら突破口を開(kāi)かなくてはならない」「中國(guó)の製造業(yè)の未來(lái)は、人の心を動(dòng)かせる商品か、中産階級(jí)の家庭が海を越えて日本に溫水洗浄便座を買(mǎi)いに行かなくて済むか、というところにある」と力説している。（編集/KU）