2015年2月10日、人民日?qǐng)?bào)（電子版）は、2013年にカンボジアから中國(guó)の農(nóng)村部に売られてきたカンボジア人花嫁の女性を通じて、人身売買の悲慘な実態(tài)を明らかにした。

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カイさんは今年29歳。2013年6月にカンボジアから中國(guó)に來た。父親と7人の兄弟姉妹と貧しい農(nóng)村で暮らしていた彼女にとって、テレビで見る中國(guó)のメロドラマが唯一の楽しみだった。現(xiàn)地の女性から中國(guó)で働くことを勧められたとき、脳裏に浮かんだのは北京や上海のような大都市でさっそうと暮らすドラマの主人公の姿だった。仲介者の女性はさらに「中國(guó)人はお金持ちだから。嫌だったらすぐに帰ればいいから」との理由で中國(guó)人男性との結(jié)婚を彼女に強(qiáng)く勧めた。

大都市での暮らしと高給の仕事、裕福な夫を夢(mèng)見て中國(guó)広東省広州市の空港に著いたカイさんを、4人の中國(guó)人男性と1人のカンボジア人女性が出迎えた。彼らはカイさんに「紹介する中國(guó)人男性と結(jié)婚しろ。そうしなければ路上に放り出す。カンボジアの家族にも危害を加える」と脅したという。車に長(zhǎng)時(shí)間乗せられて到著した場(chǎng)所は、カンボジアの実家よりも辺鄙（へんぴ）な村だった。

彼女は言葉のまったく通じない年齢さえもわからない中國(guó)人男性と結(jié)婚。朝から晩まで奴隷のようにこき使われ、夜は性的関係を強(qiáng)要される。言うことを聞かないと夫はすぐに暴力を振るう。カイさんは仲介者たちを言葉巧みに説得して攜帯電話を手に入れると、カンボジアで聞いていたラジオ局に電話して苦境を伝えた。ラジオ局は在中國(guó)カンボジア大使館に通報(bào)し、カイさんは無事帰國(guó)することができた。

カイさんは幸運(yùn)だったが、多くのカンボジア女性が人身売買組織の餌食になっている。結(jié)婚難にあえぐ中國(guó)農(nóng)村部の男性の元へ売られ、男性の父親や兄弟、叔父たちとも性的関係を持つよう迫られた女性や、性的サービス業(yè)で働かされている女性も少なくない。中國(guó)ではベトナム人花嫁の売買が社會(huì)問題になっており、ベトナム側(cè)の法的整備も強(qiáng)化された。その結(jié)果、花嫁市場(chǎng)はベトナムからカンボジアに移行しつつある。2013年、中國(guó)からカンボジアに戻ることができたカンボジア人女性は21人。2014年には國(guó)際移民組織やキリスト教系組織の協(xié)力で58人の女性が帰國(guó)に成功している。（翻訳?編集/本郷）