「ナショナリズムあおるのは國に危険」「日中和解が戦後70年の最重要テーマ」―元人民日報論説委員

Record China    2015年2月15日(日) 6時20分

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中國?鳳凰網(wǎng)によると、元人民日報論説委員の馬立誠氏は、抗日戦爭勝利から今年70年を迎え、「日中の和解が最も重要なテーマ」と強調(diào)。さらに、「エリートたちがナショナリズムをあおり、國に危険をもたらしている」とも警鐘を鳴らしている。富士山

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2015年2月14日、中國?鳳凰網(wǎng)によると、中國共産黨中央委員會機関誌「人民日報」の元論説委員で中國の識者として知られる馬立誠(マー?リーチョン)氏は、抗日戦爭勝利から今年70年を迎え、「日中の和解が最も重要なテーマだ」と強調(diào)した。さらに、馬氏は「エリートたちが自分の目的のためにナショナリズムをあおり、國に危険をもたらしている」とも警鐘を鳴らしている。

その他の寫真

馬氏は論説委員當(dāng)時、中國のオピニオン誌「戦略と管理」(02年6號)の中で、「対日関係の新思考?中日民間の憂い」と題する論文を発表。中國國內(nèi)におけるナショナリズムや狹隘な反日感情に疑問を投げかけた。この論文は中國國民から強く非難されたが、中國のメディアは擁護し、日本でも新しい思想として反響を呼んだ。

鳳凰網(wǎng)で馬氏は「過去に敵國同士が和解した例にドイツとフランス、ロシアとドイツなどがある」と評価?!弗丧ぅ膜去榨楗螗?、ロシアの和解は、日中関係の今後に大きな啓示を與えるだろう。中國の科學(xué)技術(shù)は発展途上だ。日本の技術(shù)や人材、管理経験を必要としているから、日本とは良き関係を結(jié)ぶべきだ」としている。

その上で「そうすれば日中両國は手を攜え、永遠(yuǎn)の平和を守ることができる。日中の歴史問題において、われわれは二つの歴史を覚えていかなければならない。一つは戦爭の苦難の歴史、もう一つは戦後の和解と協(xié)調(diào)の歴史だ」と力説している。

一方、日中両國で高まるばかりのナショナリズムに関連して、馬氏は「戦爭が近い時代のものであれば、恨みは生々しく記憶され、遠(yuǎn)くなれば次第に薄れていく。トウ小平は自ら抗日戦爭を経験したにもかかわらず、『過ぎ去ったことは過去のこととする』とまで述べた」と指摘。

「しかし、今日になってそれが過ぎ去ったこととできないのは道理に合わない。ナショナリズムのために日中関係に多くの困難がもたらされているのだと考えている。エリートたちは自らの目標(biāo)を達(dá)成するために大衆(zhòng)のナショナリズムをあおり、國に危険をもたらすのだ」と危懼する。

こうした中で馬氏は「昨年も日中関係は緊張を続けていたが、日本は中國の若者に人気の旅行先となった。春節(jié)期間中、中國から日本を訪れる人は4倍になり、東京の三大百貨店は売り上げが5倍以上になったという」と紹介。「中國の若者は日本メディアの取材に対し、『國同士のケンカにはうんざり。日本文化と日本製品が好きだ』」とコメントしていた。私はここに希望を見いだしている」と、論述している。(編集/KU)

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