2015年2月25日、ここ十?dāng)?shù)年にわたる中國(guó)の高速鉄道ネットワーク建設(shè)は奇跡のプロジェクトと言われてきた。政府関係者は、中國(guó)の高速列車は北京、モスクワ、ブリュッセル、米國(guó)、東アジア、南米を走ることができると息巻くが、今のところこの壯大な計(jì)畫(huà)は昨年8月にトルコへの援助で建設(shè)した全長(zhǎng)500キロあまりの高速鉄道1件にとどまっている。鳳凰網(wǎng)が伝えた。

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昨年11月、中國(guó)政府肝入りの高速鉄道世界進(jìn)出計(jì)畫(huà)が大きな挫折に見(jiàn)舞われた。メキシコで受注した37億5000萬(wàn)ドルの高速鉄道建設(shè)計(jì)畫(huà)が、數(shù)日後に突然取り消されてしまったのだ。メキシコのエンリケ?ペーニャ?ニエト大統(tǒng)領(lǐng)は取り消しの理由として腐敗の存在を挙げている。ニュージャージー工科大學(xué)で交通を研究する劉栄芳（リウ?ロンファン）氏は、「中國(guó)には高速鉄道のシステムと運(yùn)用経験があるが、まだ検証段階にとどまっている。経済的、政治的、文化的要因によって、國(guó)外への輸出が複雑化している」と指摘する。

中國(guó)の高速鉄路は、當(dāng)初は川崎重工やドイツのシーメンス、フランスのアルストム、カナダのボンバルディアといった海外企業(yè)の技術(shù)を?qū)毪筏郡猡韦坤盲?。一連の技術(shù)を「消化」、「改良」することで中國(guó)本土のシステムに適応させてきた。世界基準(zhǔn)の技術(shù)を手に入れた中國(guó)は海外進(jìn)出に注力している。

李克強(qiáng)（リー?カーチアン）首相は外遊の際にはいつも中國(guó)の高速鉄道に言及し、中國(guó)の輸出入銀行も気前よく融資をする。中國(guó)が特に力を入れているのは、東南アジア、中央アジアで、自國(guó)の影響力と貿(mào)易の拡大を狙っている。だが、根本的な理由は経済であろう。中國(guó)は廉価な衣類や玩具の製造を脫し、技術(shù)的な価値の高い製造業(yè)へのシフトを望んでいるのだ。

政府関係者は高速鉄道の海外進(jìn)出について楽観的な見(jiàn)方をしている。多くの國(guó)が関心を示し、巨大な市場(chǎng)が存在するが、一部の専門(mén)家からは、建設(shè)費(fèi)用の元が取れているのは世界でも東京?大阪間、パリ?リヨン間、北京?上海間の路線だけで、世界には高速鉄道で利潤(rùn)を挙げられるほどの人口密度を持つ地域はそれほど多くないという指摘がある。（翻訳?編集/岡本悠馬）