日本製炊飯ジャー人気、30年前の韓國でも起きていた=「屈辱的」と大議論に―中國

Record China    2015年3月6日(金) 13時29分

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4日、日本を訪れた中國人観光客がこぞって日本製炊飯ジャーや溫水洗浄便座などを購入したことが中國で一大議論を呼んだが、かつて韓國でも似たような出來事が起きていた。寫真は韓國の炊飯ジャー。

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2015年3月4日、財経網(wǎng)によると、春節(jié)(舊正月)期間中、日本を訪れた中國人観光客がこぞって日本製炊飯ジャーや溫水洗浄便座などを購入し、品切れが続出したことで、中國メディアは「中國製の弱點だ」と批判、それに対し「日本製も中國製も品質(zhì)に大差はない」と指摘する聲が上がるなど、中國で一大議論を呼んだが、かつて韓國でも日本製炊飯ジャーがきっかけで、似たような出來事が起きていた。

その他の寫真

1983年、韓國では海外旅行が解禁されたばかりだった。釜山のある団體が民間交流で日本を訪れた際、炊飯ジャーや掃除機、カメラなど、およそ3000ドル相當の日本製品を買って帰ったことが、日本メディアによって報じられた。韓國世論はこれを「屈辱的だ」とし、日本製品の購入は密輸と見なしたほか、罰金の対象とすべきだとの聲が上がり、韓國メディアが次々に日本製炊飯ジャーを取りあげる記事を掲載した。

東亜日報は1983年2月、「日本製炊飯ジャー」と題する記事を掲載し、當時の韓國國民は日本製炊飯ジャーの熱狂的信奉者で、「金浦空港に降り立つ旅客の誰もが炊飯ジャーを手にしている」「韓國に持ち込まれた炊飯ジャーは年間1萬5000個で、1日平均40?60個の炊飯ジャーを日本から買って帰っている計算になる」などと伝えた。

また、製品について「日本製ジャーで炊いた米は3日たってもおいしいが、韓國の國産品は1日でまずくなる。もし國産品が良いのなら、誰も海外から買って帰ってきていない」という主婦の聲も紹介した。韓國の國産品は日本製の半値以下だった。

韓國の主要メーカーはついに日本製が國産品よりも優(yōu)れていることを認めたが、當時の韓國では日本製ほど高価な製品は販路が確立されていないと釈明。これをきっかけに國民の新たな需要があらためて認識されることとなり、韓國メーカーは商品開発に積極的になった。

それから30年。似たような狀況が韓國から中國に場所を移して起きている。韓國人はもはや日本製炊飯ジャーを追い求めてはおらず、逆に中國人観光客が韓國製品を購入し、韓國人も國産品を好んで使うようになっている。社會の発展や企業(yè)の努力、そして世論が問題を直視した結(jié)果だろう。(翻訳?編集/岡田)

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