2015年3月11日、中國?環(huán)球時報は、東日本大震災(zāi)から4年を迎えたことに関連し、日本の東北地方に居住する中國人が震災(zāi)前から激減していると報じた。

【その他の寫真】

2011年に発生した東日本大震災(zāi)では約2萬人が犠牲となり、福島原発から流れ出す汚染水で海洋汚染が進(jìn)行している。被災(zāi)地に居住する中國人は激減した。

日本の法務(wù)省の統(tǒng)計によると、2014年に東北地方に居住する中國人は、震災(zāi)前の2010年から4657人減り1萬7165人となった。留學(xué)生が1829人、研修生が866人、日本人の配偶者が818人、それぞれ減少している。

だが被災(zāi)地に殘ることを決めた人もいる。福島県內(nèi)で暮らす中國人でつくる「福島中國伝統(tǒng)文化愛好會」の関係者は、「福島の人たちは震災(zāi)前からよく世話をしてくれた。彼らと共にこの困難を乗り越えたい」と話す。

日本政府は2012年、東日本大震災(zāi)の被災(zāi)3県（巖手、宮城、福島）の観光業(yè)を復(fù)興するため、中國人観光客に対し、最初の訪日時に被災(zāi)3県か沖縄に1泊することを要件として、3年以內(nèi)なら何回でも訪日できる「數(shù)次ビザ」の発給を開始した。中國からの訪日観光客數(shù)は14年に200萬人を突破。今年の春節(jié)休暇（舊正月、2月18日から7日間）だけでも、中國人観光客の日本での消費額は60億元（約1140億円）に上った。だが東北地方を訪れた中國人は、11年の4萬人から14年には2萬9000人にまで減少している。

宮城県國際経済振興協(xié)會大連事務(wù)所は、「被災(zāi)3県に対する風(fēng)評被害はまだ完全に消えていない。沖縄を訪問地に選ぶ中國人観光客が多い」と話す。近畿日本ツーリスト東北の関係者は「被災(zāi)3県は放射能汚染が深刻だとの認(rèn)識が中國人に根強(qiáng)い。一方、沖縄は中國人観光客に人気が高く、最初の訪問先として選ばれる傾向がある」と説明する。（翻訳?編集/柳川）