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12日、中國で有名な経済評論家、呉暁波氏が1月25日に「便座を買うために日本へ行く」という文章をネットで発表したところ、溫水洗浄便座便座をめぐる熱い議論が巻き起こった。資料寫真。
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2015年3月12日、中國で有名な経済評論家、呉暁波(ウー?シャオボー)氏が1月25日に「便座を買うために日本へ行く」という文章をネットで発表したところ、溫水洗浄便座便座をめぐる熱い議論が巻き起こった。さらに、春節(jié)期間中に、訪日中國人観光客が日本の溫水洗浄便座をこぞって買う現(xiàn)象が報道されると、この話題はさらに盛り上がりを見せ、「両會」の開催期間中も「海外で粉ミルクを買う」話題に取って代わり、委員の間で熱く議論される注目の話題となった。北京商報が伝えた。
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全國人民代表大會では9日、格力集団の董明珠(ドン?ミンジュー)會長が、「この便座をめぐる現(xiàn)象は、実際中國企業(yè)の消費者に対する不誠実なビジネスがもたらしたもの」として、「中國企業(yè)は絶対に社會的責任感を持たなければならない。また、消費者に対してコンセプトや広告だけに頼ってはならない。今日消費者を騙せば、明日消費者は去って行く」と語った。
これより前の5日、全國政協(xié)委員、聯(lián)想集団(レノボ)の楊元慶(ヤン?ユエンチン)會長?CEOが便座の話題に觸れ、「海外で粉ミルクを買うのはまだ理解できる。子供の健康に関わる問題は非常に大きな問題だからだ。しかし、便座の現(xiàn)象はどのように理解すればいいのか?これは、一般市民の國産商品や國産ブランドに対する過剰な自信の欠如が反映されているのではないか?」と問いかけ、「ブランド意識を築かなければならない」と指摘した。
すでに一部メディアが指摘しているように、日本の便座は中國の杭州市で生産されている。このことは、中國に技術(shù)や革新が欠如しているわけではないことを証明している。さらには、ある中國企業(yè)は、「自社の便座はいくつかの面で日本ブランドより優(yōu)れている」という「弁解」までしている。しかし、これは重要な點ではない。中國の一部粉ミルク企業(yè)も、質(zhì)や安全性において、決して外國ブランドに負けていないことを信じている。しかし、ブランドのイメージや社會的信頼性の再構(gòu)築においては依然として進んでおらず、今も消費者の頭の中に深くこびりついている本來のイメージや偏見を苦労して改善している最中だ。
便座現(xiàn)象は、「メイド?イン?チャイナ」に対して大きな衝撃を與えている。まさに董氏や楊氏が語ったように、これは信頼の問題なのだ。「メイド?イン?チャイナ」が消費者からの信頼を回復(fù)するためには、個別商品が信頼を回復(fù)するプロセスである以上に、「メイド?イン?チャイナ」全體を取り巻く大きな環(huán)境の制度に関わる問題でもある。
政府活動報告では、當然便座の問題には觸れていなかったが、別の角度からの製造業(yè)に対する提案がなされた。「製造業(yè)は、中國で優(yōu)位性を有する基幹産業(yè)だ。製造強國への転換を目指す新たな10カ年製造業(yè)発展計畫『中國製造2025』を?qū)g施し、イノベーション主導(dǎo)型開発やスマート化へのモデルチェンジ、産業(yè)基盤の強化、グリーン化への発展を堅持しつつ、「製造大國」から「製造強國」への転換を加速させる」。
では、「中國製造2025」とはどんな計畫なのか?國はまだ明確な説明をしていないが、「メイド?イン?チャイナ」の前に並んでいる他國のモデルを見れば、「中國製造2025」が描く未來がおのずとわかってくる。米國の製造業(yè)は、短期間において競合が少なかったことから、大企業(yè)が主導(dǎo)するピラミッド型を形成するイノベーション導(dǎo)入型だ。ドイツの製造業(yè)と日本の製造業(yè)は第2グループに位置し、優(yōu)れた質(zhì)と獨創(chuàng)的かつ蕓術(shù)的なアイデアで知られる。中國の製造業(yè)の目標は、おそらくトップを目指しつつ、まずはドイツや日本と肩を並べることだ。
ドイツと日本の製造業(yè)と肩を並べるという目標を達成するためには、中國の製造業(yè)は必ず2つの壁を超えなければならない。(1)中國製造業(yè)の基準システム?!弗幞ぅ?イン?チャイナ」がどれだけ優(yōu)れているかを保証できないとしても、質(zhì)に関する最低基準の保証はできると消費者に伝えるべきだ。日本の便座を爭って買う現(xiàn)象は、「メイド?イン?ジャパン」の基準システムが中國人消費者の信頼を得たことを示している。(2)「メイド?イン?チャイナ」は、最先端科學(xué)技術(shù)を活かしたハイテク化を進めなければならない。高速鉄道などの業(yè)界では、現(xiàn)在まさにハイテク化が進んでいる。中國高速鉄道も非の打ちどころがないわけではないが、ブランド認知度やイメージにおいて従來の「メイド?イン?チャイナ」とは一線を畫しており、市場における「メイド?イン?チャイナ」の全體的なイメージを一新させた。
「メイド?イン?チャイナ(made in China)」から「クリエイテッド?イン?チャイナ(Created in China)」への転換では、イノベーション主導(dǎo)型開発が中國企業(yè)の通るべき道となる。これは、どんなに望まなくても、どれだけ苦労してでも、堅持して進まなければならない道だ。さもなければ、消費者が今後も便座を買うために海外へ行くことに憤慨するしかない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/MZ?編集/武藤)
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