2015年3月19日、環(huán)球時報は、中國が設(shè)立を提唱しているアジアインフラ投資銀行（AIIB）に日米が消極的な態(tài)度を示していることについて、「見識が狹い」と指摘する専門家の意見を掲載した。設(shè)立參加の機會を失えば、アジアでの投資のチャンスも逃すことになると指摘している。

【その他の寫真】

AIIBの設(shè)立をめぐっては昨年10月、中國をはじめとする21カ國がこれに參加することで調(diào)印した。その後、インドネシア、ニュージーランドなどが続き、歐州の主要國からも英國、フランス、イタリア、ドイツが參加を表明。創(chuàng)設(shè)當初の參加國となるためには今月末までに意思表示をすることが求められており、英國は今月12日、フランス、イタリア、ドイツは同17日に表明するなど期限目前の動きが目立っている。

これについて商務部研究院國際市場研究部の白明（バイ?ミン）副主任は「歐州経済は現(xiàn)在微妙な狀況で、ドル高によるユーロの疲弊、歐州債務危機がまだ解決していないなどの問題がある」と話し、「歐州の主要國が參加を決めたのは、利益を考えた結(jié)果だ」と指摘。アジアと歐州を結(jié)ぶ経済圏作りを掲げる中國の「一帯一路」戦略の下、アジアには將來多くのインフラプロジェクトが控えており、AIIBは大きな役割を擔うだろうと説明している。

AIIBに対し、米國が「斷固反対」、日本が參加に慎重姿勢を示していることについて白副主任は「（AIIBと役割が似た）アジア開発銀行（ADB）の最大出資國である日米は、AIIBがADBのアジアにおける経済的影響力や地位、主導権を脅かすことを懸念している」と述べる一方、米國の盟友である英國がAIIBに參加を表明した後、一部の國の態(tài)度に変化が生じたと指摘。オーストラリアは先ごろ、「參加に大変興味がある」との姿勢を示しており、今週中にも參加是非の決定を下すとみられている。（翻訳?編集/野谷）