「爆買い」だけじゃない!中國人の「爆食い」で、ナマコが絶滅の危機に―ドイツ誌

Record China    2015年3月23日(月) 1時8分

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18日、ドイツ誌シュピーゲルによると、中國への輸出などを目的として、世界各地でナマコの亂獲が起きている。寫真は山東省のナマコ養(yǎng)殖場。

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2015年3月18日、ドイツ誌シュピーゲルによると、中國への輸出などを目的として、世界各地でナマコの亂獲が起きている。価格が暴騰しているだけでなく、絶滅の危機に瀕している種もあり、すでに20カ國以上で捕獲禁止措置が取られている。20日付けで參考消息(電子版)が伝えた。

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オーストラリア國家海洋資源?安全研究センターの生態(tài)學者エリクソン氏が専門誌に発表した內(nèi)容によると、ナマコに対する中國人のニーズが世界各地で亂獲を引き起こす原因の1つになっており、一部ではフカヒレに相當するほどの高価な食材として扱われている。

ナマコは中國だけでなく、日本でも高値で取引されており、一部のナマコの価格は1キロ當たり3000ドル(約36萬円)にも達している。熱帯産のナマコでも、乾燥後に1キロ當たり1670ドル(約20萬円)もするという。亂獲などによって、商業(yè)価値のある數(shù)十種類のナマコのうち、すでに7種類が國際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載されており、インドやタンザニア、パナマなど20以上の國?地域で捕獲の全面禁止や一部禁止措置が取られている。

ウニやナマコなどの棘皮(きょくひ)動物は、息絶えて海底に沈んだ海藻などを食べる「清掃」と、海中に栄養(yǎng)成分をはき出す「リサイクル」を行っており、海洋生態(tài)に対する循環(huán)システムの一端を擔っている。ドイツのアルフレート? ヴェーゲナー研究所(AWI)の生物學者スレーター氏は「今後、歐州のナマコも中國の影響を受けることになるだろう」と危懼する。

現(xiàn)在、中國ではナマコの養(yǎng)殖が行われているものの、供給量は需要の約4分の1しかない。(翻訳?編集/秋田)

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