2015年3月24日、中國では日本の家庭常備薬が人気で、最近では日本を訪れる中國人観光客の購入リスト1位を占めた。中國國內(nèi)の醫(yī)薬品に対する不安を反映したもので、中國政府にとっては深刻な問題だ。

【その他の寫真】

20日付の參考消息によると、ソーシャルメディア調(diào)査會(huì)社ホットリンクコンサルティングが2月18?24日に中國のウェイボー（微博）とWeChat（微信）を通して日本における中國人観光客の消費(fèi)調(diào)査を行ったところ、醫(yī)薬品が購入リストの上位を占めた。特に鎮(zhèn)痛剤、風(fēng)邪薬、熱冷卻シートなど家庭用常備薬が人気を集めた。

參考消息によると、中國政府は、國民の醫(yī)療費(fèi)?醫(yī)薬品負(fù)擔(dān)を考慮して醫(yī)薬品価格には上限を定めているが、一部醫(yī)薬品メーカーは劣悪な原料を使用することでコストを抑えており、信頼性に問題があるとしている。國外の新薬を承認(rèn)するスピードが遅いことも、海外での購入を促しているという。

これに関連して中國の大手ポータルサイト?テンセント（QQ）が「機(jī)會(huì)があれば日本の家庭常備薬を買いますか」とのアンケートを?qū)g施した結(jié)果、回答者の75％が「買う」と答えた。中國人が日本の家庭薬を評価する最大の理由については、一般大衆(zhòng)が服用することを強(qiáng)く意識し、誰でも間違いなく簡単に使用できるよう徹底した工夫がなされている點(diǎn)を挙げ、「こうしたお客様の立場を徹底して考慮しているのは家電製品などにも共通する日本製品の長所」と指摘した。

ただ、中國中央テレビ（CCTV）によると、1日に300人の中國人客が訪れる新宿のドラッグストアでは、総合感冒薬をビタミン剤と勘違いして購入していく中國人客も多いとの店員の証言を紹介し、警鐘を鳴らしている。この報(bào)道は反響を呼び、ネットユーザーからは「國內(nèi)に偽物がなければ外國に行ってまで買う必要はないのに悲しい」「中國人が中國製品を買いたがらず、外國製品をこれほどまでに信頼しているのか。よくよく考えなければならない問題だ」などのコメントが寄せられている。（編集/KO）