2015年3月31日、日本で生活する香港人女性が、日本のバスでそれまで見たことがない光景を目撃した體験を語った。

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女性は埼玉県在住で、中國広東省出身の香港人。日本人と結(jié)婚し、日本で生活して4年目になる。女性が驚いたのは、まだ日本に來たばかりのころにバスを利用したときのことだ。バスが終點の駅前ロータリーに到著し、乗客がぞろぞろと降りていた。女性が後部ドアから降り、バスの進行方向に向かって歩いていると、向かいから1臺の自転車が走ってきた。すると、運転手はバスから降りた乗客に向かって、マイクで「前方から自転車が來ています。お気を付けください」と注意を促した。

その光景を見て驚いたという女性は、「香港では『バスを降りればもう乗客は関係ない』とみなされる。バスのドアに挾まれた乗客が、そのまま十數(shù)メートル引きずられたこともある。中國本土ではそれ以上にひどいことが起きる。バスを降りた乗客にまで気を配るなんて、中國ではあり得ないこと」と語った。日本人にとっては何気ないことだが、こうした細やかな心遣いが外國人の目には新鮮に映ることもあるようだ。（取材?編集/北田）