2015年4月5日、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)は、中韓関係の変遷に伴うチャイナタウンの出現(xiàn)と、在韓中國(guó)人の地位の向上を報(bào)じた。

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仁川地下鉄の1番出口を出ると、道の向こうに「中華街」と書かれた立派な門が見える。高さ10メートルあまりのこの門は、2000年に山東省威海市から贈(zèng)られたものだ。

1882年に起こった大規(guī)模な反亂事件「壬午事変」では、清國(guó)の兵士3000人が鎮(zhèn)圧にあたり、軍に同行した40人の商人や他の平民が近代の在韓華僑のルーツとなった。1920年代には、山東省からの移民が仁川に居住するようになったため、韓國(guó)華僑の多くは山東省を原籍としている。

仁川チャイナタウンの規(guī)模はそれほど大きなものではない。1本の通りにレストランや中國(guó)商品などを売る小規(guī)模店舗が40?50軒並ぶだけのもので、サンフランシスコや橫浜の規(guī)模とは比べ物にならない。仁川のチャイナタウンが小規(guī)模なものにとどまっているのは、かつて韓國(guó)で數(shù)回にわたって行われた中國(guó)人弾圧政策が原因だ。

1931年に中國(guó)の吉林省で起こった「萬寶山事件」により、朝鮮人と中國(guó)人が衝突し、漢城（現(xiàn)在のソウル）、仁川、平壤などで中國(guó)人排斥の機(jī)運(yùn)が高まり、中國(guó)人の商店が打ち壊されるなどした。

また、1961年5月16日、大統(tǒng)領(lǐng)となった樸正煕は、東南アジア諸國(guó)の経済を華僑が握っていることに危機(jī)感を持ち、韓國(guó)國(guó)內(nèi)の中國(guó)人を厳しく取り締まった。中國(guó)人を含めた外國(guó)人による不動(dòng)産の購(gòu)入を禁止し、中國(guó)人による飲食店の売買や、中華料理店の値上げを禁止した。また、中國(guó)人の長(zhǎng)期居住を制限し、3年ごとの更新制とした。樸正煕による弾圧政策を受け、在韓中國(guó)人人口は急激に減少、約1萬人が米國(guó)、臺(tái)灣を始めとする他國(guó)へと移住していった。1992年の中韓國(guó)交正常化の後、中國(guó)の経済発展によって韓國(guó)の中國(guó)への依存度が高まり、韓國(guó)社會(huì)でも國(guó)內(nèi)に居住する中國(guó)人の価値が注目されるようになってきたという。（翻訳?編集/岡本悠馬）