2015年4月4日、人民政協(xié)報(bào)は、日本が最新護(hù)衛(wèi)艦「いずも」を就役させたことで戦爭に対する反省姿勢が弱まったとする記事を掲載した。以下がその概要。

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今年は抗日戦爭勝利70年の節(jié)目の年で、中國は9月に記念式典を開催する。敗戦國の日本にとってはいたたまれない年になることは間違いない。その原因は70年前にアジアの人々に被害を與えたという後ろめたさからではなく、日本が侵略の歴史を否定している點(diǎn)にある。

安倍晉三首相は近く米國を訪問し、米議會で演説をする計(jì)畫だ。演説中止を防ぐため、「戦爭に対する姿勢は過去の日本政府のものを継承する」というわざとらしい素振りを3月末ごろから見せ始めた。こうすることで、日本の歴史上の汚點(diǎn)を許すまいとする米國の議員をなだめようとしている。安倍首相は議員らが最も関心を持っている韓國の慰安婦問題から著手しており、米紙ワシントン?ポストの取材には「慰安婦は人身売買の犠牲者だ」と発言した。これは安倍首相が就任後、首相という身分で初めて慰安婦について明確に示した態(tài)度で、韓國、中國だけでなく日本國內(nèi)でも「政府は戦時(shí)下で行った罪から逃れようとしている」との非難の聲が出た。

今月2日に安倍首相は、日本が戦後多くの善行を積んできたと強(qiáng)調(diào)する発言をしたが、國際社會の注目は集めなかった。実際のところ、日本が戦後の國際社會において行ってきた貢獻(xiàn)を完全に否定することはできない。ただ、一部の內(nèi)閣が第2次世界大戦について反省の意を示した以外、ほとんどの內(nèi)閣に右翼傾向が見られたことの方に関心が行ってしまう。戦後、日本は米國の政策の下、今日の安倍首相が目指しているような道を歩もうとした。つまるところ、平和憲法からの脫卻、軍備拡張という路線だ。日本は戦前の狀態(tài)に戻ることを狙っている。安倍首相がどんなに立派な発言をしたとしても、第2次世界大戦下の裝甲巡洋艦「出雲(yún)」と同じ名前を最新の護(hù)衛(wèi)艦に付け、正式に就役させたことが最も明らかな証拠となっている。（翻訳?編集/野谷）