2015年4月6日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、英誌エコノミストは4日、中國(guó)の貧困問(wèn)題に関する記事を掲載した。中國(guó)では貧困県は592カ所存在しており、農(nóng)村部における貧困ラインは平均年収2300元（約4萬(wàn)3700円）以下とされる。しかし、90年代以降、貧困県リストの出入りはあるものの、その數(shù)は橫ばいのままとなっている。その背景には、貧困県に支給される補(bǔ)助金の存在がある。

【その他の寫(xiě)真】

ある村では、地元住民は農(nóng)業(yè)を営み、多くは年収が1萬(wàn)元（約19萬(wàn)円）ほど。にぎやかな商店街もあり、高価な自家用車(chē)を持っている人もおり、貧困とは無(wú)縁と感じられる。あるレストランの主人は、補(bǔ)助金がどう使われているかよく知らないという。「補(bǔ)助金は地元信用協(xié)同組合が受け取っているが、ローンを申請(qǐng)しても、関係者にしか行き渡らない」と話した。

湖南省のある県は、2012年に「めでたく貧困県入りを果たした」として、全國(guó)から批判の対象となった。貧困県となったことで年5億6000萬(wàn)元（約108億8000萬(wàn)円）もの補(bǔ)助金が支給されることになったが、こうした補(bǔ)助金がかえって地域の荒廃を招いているのではないかとの聲が挙がった。中には補(bǔ)助金目當(dāng)てにデータを改ざんして貧困県になりすましているケースもあると報(bào)じられている。

しかし、その一方で、本當(dāng)に貧困にあえぎ続ける地域もある。ある小さな村では、住民の年収は1000元（約1萬(wàn)9000円）程度。バイクやテレビを所有している人はごく一部で、基本的な醫(yī)療保険を受け取れるだけでも喜んでいる狀況にある。補(bǔ)助金は受け取れないのかと問(wèn)うと、期せずして一同が申し合わせたように笑ったという。

この記事に、ネットユーザーからは「うちの県が貧困県になった。やったね！」「笑ってもいい？」「統(tǒng)計(jì)局のデータはまったく信用できない」「70年間貧困指定されていたが、何も変わらない」「『我々の県は本當(dāng)に貧乏だ。貧困県にも指定されないくらい貧乏なんだよ』という笑い話がある」など、コメントが多數(shù)書(shū)き込まれている。（翻訳?編集/岡田）