2015年4月9日、近年、中國(guó)國(guó)內(nèi)の富裕層が拡大を続け、円安で投資が有利となる中、自然環(huán)境に恵まれ、建物の質(zhì)も高い日本の不動(dòng)産を購(gòu)入する中國(guó)人が増えている。日本にはさらに、中國(guó)の不動(dòng)産購(gòu)入者に専門サービスを提供する稅理士事務(wù)所も出現(xiàn)している。日本に住む華人女性の●（デン、●＝登におおざと）さんは、「日本の不動(dòng)産は土地と一緒に売られるため、もしも売らなければ、子孫にも殘すことができる。使用権が70年に限られている中國(guó)の不動(dòng)産と比べるとその魅力は大きい」と指摘する。新華網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

中國(guó)人は日本の不動(dòng)産を買って得をしたと感じる。日本人は中國(guó)のお金で経済を復(fù)興できて嬉しく感じる。これはまさにウィンウィン…と果たして言えるのだろうか。

▼負(fù)擔(dān)となる各種の稅金

日本での不動(dòng)産購(gòu)入には各種の費(fèi)用がかかる。購(gòu)入後も各種の費(fèi)用がかかり続けるので、買ってしまえば後は楽な中國(guó)の不動(dòng)産とは異なる。このほか日本は自分で住む住宅を購(gòu)入することに対しては、ローンや減稅などの優(yōu)遇措置を取っているが、こうした?jī)?yōu)遇は一般の外國(guó)人は受けられない。

華僑によって設(shè)立された「中國(guó)通信社」の姜徳春（ジアン?ダーチュン）社長(zhǎng)によると、日本では、土地や家屋などの固定資産の取得の際に稅金を支払わなければならないだけでなく、占有?使用の期間や販売?譲渡の際にも稅金を支払わなければならない。日本では、不動(dòng)産と土地には「固定資産稅」がかかり、毎年支払わなければならないためかなりの額になる。稅率は地域によって異なり、この違いも大きい。

姜氏によると、日本の相続稅率は歐州よりも高く、米國(guó)よりもわずかに低いが、孫の代になると不動(dòng)産はほぼ手放されてしまうのが普通だという。私有制の日本に極端な土地持ちや不動(dòng)産持ちがいないのはそのためだ。日本には「三代で財(cái)産はなくなる」という言い方がある。

▼不動(dòng)産価値の維持や拡大の難しさ

不動(dòng)産を購(gòu)入してその価値を保ったり、転売して利益を得たりすることは、日本ではとても難しい。第一に、日本の不動(dòng)産は減価償卻率が高く、一軒家は一般的に木造だが、20年もすれば価値はほぼゼロになってしまう。マンションなら償卻のスピードはいくらか遅いが、不動(dòng)産を買って価値を保つのは難しい。また、各種の稅金がかかるため、不動(dòng)産を購(gòu)入して賃貸で利益を得るのも簡(jiǎn)単ではない。マンションの管理費(fèi)も安くはない。

▼特殊リスクの大きさ

日本は地震が頻繁に発生する國(guó)である。不動(dòng)産は地震による損壊など特殊なリスクにさらされている。こうした特殊なリスクをカバーする保険に入っていなければ、地震や津波、火山噴火などによってもたらされた損失は賠償されない。地震保険に入っていても、賠償の上限という問(wèn)題がある。こうした問(wèn)題は細(xì)かく考える必要がある。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/MA?編集/武藤）