2015年4月17日、死者295人、行方不明者9人を出した旅客船セウォル號(hào)の沈沒事故から16日で1年が経過した。韓國の樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)は、現(xiàn)場に近い珍島を訪れた後、南米歴訪に出発して非難を浴び、李完九（イ?ワング）首相は遺族らに焼香を拒否された。癒えぬ傷に韓國のネットユーザーは、日本の東日本大震災(zāi)1周年追悼式典との対比で複雑な反応を示している。

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韓國?聯(lián)合ニュースによると、樸大統(tǒng)領(lǐng)は16日、犠牲者を追悼するため珍島を訪れ、船體の早期引き揚(yáng)げを目指す考えを示した。大統(tǒng)領(lǐng)は現(xiàn)場で談話を発表し、「一切の策を講じて依然行方不明となっている9人の捜索にあたる」と表明。さらに遺族らに対しては全力で賠償手続きを進(jìn)めると述べ、官民合同の調(diào)査委員會(huì)が事故の真相究明に向けてさらに踏み込んだ調(diào)査をする、と語った。

李首相はこの日、ソウル郊外の安山合同焼香所を訪れたが、遺族らに焼香を拒否され、そのまま引き返した。首相と遺族との話し合いは30分ほど続いたが、遺族らは首相の回答に納得せず、最後まで弔問を拒んだ。

遺族の悲しみが続く中、韓國メディアは日本で12年3月11日に行われた東日本大震災(zāi)1周年追悼式典との比較を報(bào)道。式典には野田佳彥首相（當(dāng)時(shí)）や天皇皇后両陛下など1200人が集まり、特に高齢の天皇陛下は式典の3週間前に心臓の手術(shù)を受けて療養(yǎng)中だったにもかかわらず、追悼文を読み上げた、と伝えた。

韓國の専門家らは「事故後1年が経過しても、國民が以前の生活に戻れていないのは、十分に悲しむことができる機(jī)會(huì)がなかったからだ。政府指導(dǎo)層の追悼式への參加は、國民の傷を癒やすきっかけとなる。政府は大切な機(jī)會(huì)を逃した」と指摘。

韓國のネットユーザーからは

「セウォル號(hào)事故に対する政府の態(tài)度は本當(dāng)に恥ずかしくて見ていられない。約300人が犠牲となった事故のことなんてもう忘れてしまったのか？」

「さすがにひどくないか？韓國政府は誰のために存在しているの？」

「韓國國民は今も苦しみ続けている。日本政府のように、みんなで乗り越えようという雰囲気をつくることが大切だ」

「日本をまねしようとしても無理」

「日本と違い過ぎる…。情けなくて言葉も出ない」

「日本と比較しないで。日本の歴史認(rèn)識(shí)は間違っているけど、國民性は韓國よりもずっと良い」

「日本人の中に、地震の被害を政府のせいにする人は一人もいない」

「天皇が追悼式に參加すると、日本國民は『すみません、ありがとうございます』『お心遣いに感謝いたします』という雰囲気になるが、韓國は違う。樸大統(tǒng)領(lǐng)が參加したら、批判の聲が相次いで、國の雰囲気は最悪なことになる」

などのコメントが集まった。

半面

「大統(tǒng)領(lǐng)がそんなに暇に見えるか？」

「政府は參加しても參加しなくても、どうせ批判される」

「大統(tǒng)領(lǐng)や長官らを批判するのは間違っている。それに參加できない雰囲気をつくっているのは遺族や國民ではないのか？」

「日本の大地震は自然災(zāi)害で、セウォル號(hào)沈沒は海上の交通事故。交通事故1周年の行事になんで政府が參加しなければならないの？」

などの聲もあった。（編集/KU）