「禮儀は完ぺき」と自信満々だった私、日本の先生からの思わぬ指摘に「顔が真っ赤になった」―中國人學生

日本僑報社    2015年4月24日(金) 13時11分

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日本政府観光局によると、2015年3月の訪日中國人観光客は33萬8200人だった。中國人観光客のマナーの問題が依然、指摘され続ける中、南通大學の華萍さんは、日本の禮儀についてつづっている。寫真はご飯。

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日本政府観光局によると、2015年3月の訪日中國人観光客は前年比83.7%増の33萬8200人だった。多くの中國人が日本旅行を楽しむ中で、彼らのマナーの問題も依然、指摘され続けている。南通大學の華萍さんは、自身が日本と関わっていく中で學んだ日本の禮儀作法について、次のようにつづっている。

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「はい」と言いながら深くお辭儀をする。それが、私がテレビで知った最初の日本人だった。その時、私は日本人は真面目すぎるのではないかと思った。大學に入って日本語の勉強を始めたばかりの頃、「これから日本人と接するでしょう。日本人はみんな禮儀を重んじるから、普段から自分の仕草に注意しなさい」と母は言った。余計なことだと思った。いつも相手のことを考えて行動していたので、私は自信満々だったのだ。

そんな私は恥をかいた。とても親しい先生と一緒に食事をしている時、突然、先生が「あなたは日本人らしい禮儀作法をいろいろと身に付けていますね。でもね、もし將來日本に行きたかったら、1つだけ忘れないでください。食事をする時に『くちゃくちゃ』という音を出さないこと」と言われた。ちょうどご飯をかんでいた私は、これを聞いて顔が真っ赤になった。本當に穴があったら入りたいほど恥ずかしかった。その時からすぐに自分の悪い癖を改めようと決心した。

それから、いい仕草を身につける努力をした。教室を出る時は自分の物を片付け、誰もいない時には必ず電気を消した。外出時、ごみ箱が見つからなければ、自分の飲み終わったベットボトルはかばんに入れて持ち帰った。いつもごみをポケットに入れる私はよく友達に笑われたが、それでもいいと考えた。私は日本語だけでなく、日本人の禮儀作法も心から好きだ。人にできるだけ迷惑をかけず、できるだけ環(huán)境を保護する日本人を見て、日本はどんなにきれいな國なのか、自分の目で確かめたかった。

努力すれば必ず報われるもので、2009年10月のスピーチコンテストで最優(yōu)秀賞の1人に選ばれ、東京に體験旅行に行けることになった。6日間の滯在中、私は何度も感動した。道ではごみ1つ見なかった。電車の乗降は、どんなに人が多くても必ず降りる人たちが降りてから、人々は電車に乗った。中でも一番印象深かったのはディズニーランド。一番人気のあるパレードの時にはあふれんばかり人が集まったが、パレードが終わり、人々が去った後にはごみは無かった。これが日本人だ。いつか自分の國もそうなったら、どんなにいいだろうか。

帰りの飛行機で、私は將來のやりたいことを決めた。周りの手本になる。ささやかな力でも、自分の國をもっと美しくするために。(編集/北田

※本文は、第六回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「メイドインジャパンと中國人の生活」(段躍中編、日本僑報社、2010年)より、華萍さん(南通大學)の作品「日本人の仕草が私に與えた影響」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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