2015年5月13日、中國高速鉄道の海外輸出第1弾の契約が今月末にも調(diào)印される見込みだ。中國中鉄株式有限公司が今月12日に発表した公告によると、傘下の中國中鉄二院工程集団有限責任公司とロシア企業(yè)との連合體がさきにロシアのモスクワ―カザン間の高速鉄道プロジェクトの探査?設(shè)計事業(yè)を落札した。現(xiàn)在、同連合體は內(nèi)部の業(yè)務(wù)分擔、業(yè)務(wù)計畫?協(xié)力、管理メカニズムについて話し合いを進めており、今月末にも正式な合意に調(diào)印する見込みだ。新京報が伝えた。

【その他の寫真】

▼時速400kmは世界最速

モスクワ―カザン高速鉄道はロシアが2008年11月に発表した「2030年運輸発展戦略計畫」の一部で、將來はエカテリンブルグまで延伸する計畫だ。プロジェクトの総延長は770 km、最高設(shè)計速度は時速400 km。完成すれば、モスクワとカザンを列車で移動する場合の所要時間が現(xiàn)在の14時間から3時間30分に短縮される。計畫では18年のFIFAワールドカップ開催までに工事が完了する見込み。

中鉄二院の朱穎（ジュウ?イン）総経理（社長）は、「時速400 kmは現(xiàn)時點で世界最速の設(shè)計速度であり、中國鉄道産業(yè)の海外進出プロジェクトにおける最速の鉄道でもあり、中國の技術(shù)と設(shè)備を大量に採用して海外の寒冷地で建設(shè)する高速鉄道でもある」と説明する。

▼中國が融資の一部を提供、多くの観光スポットをつなぐ

朱総経理は、「この高速鉄道は大部分が海抜の高い寒冷な地域に位置しており、中國には高緯度?寒冷エリアにおける高速鉄道の建設(shè)?施工や車両設(shè)備で豊富な経験がある。2012年12月1日には、世界で初めて高緯度?寒冷地域を運行する高速鉄道?哈大高速鉄道（ハルビン―大連間）が正式に運行をスタートした。同高速鉄道の車両は氷點下50度という極限の狀況でも正常な運行が可能だ。

推計によると、モスクワ―カザン高速鉄道プロジェクトの事業(yè)費は1兆683億ルーブル（約2兆5000億円）に上り、中國がプロジェクト融資の一部を提供する。プロジェクトが完了すれば、沿線の観光スポットの多くが鉄道で結(jié)ばれることになり、魅力溢れる観光のゴールデンベルトが形成されることになり、地域の観光資源の統(tǒng)合や沿線の観光産業(yè)の発展加速にとってプラスになる。予測では20年の旅客輸送量はのべ1050萬人に達する見込みだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）