2015年5月15日、中國紙?経済參考報(bào)は、中國で年內(nèi)あるいは來年初に公布される予定の土壌汚染改善に関する法令「土壌環(huán)境保護(hù)?汚染治理行動(dòng)計(jì)畫」（土十條）について報(bào)じた。

【その他の寫真】

2005年4月から2013年12月まで行われた中國初の全國規(guī)模の土壌汚染狀況調(diào)査によると、基準(zhǔn)を超えて汚染されてれていた地點(diǎn)は、調(diào)査地點(diǎn)全體の16．1％にも上った。調(diào)査地點(diǎn)の分類別では、耕地19．4％、重汚染企業(yè)の用地36．3％、工業(yè)パーク29．4％などで、基準(zhǔn)を超えた汚染狀況が高い割合で存在した。

特に、耕地の汚染は深刻である。中國では、耕地面積は世界の1割未満しか存在しないにもかかわらず、世界全體の化學(xué)肥料使用量の約4割を占めており、単位面積當(dāng)たりの農(nóng)薬使用量は世界平均の2．5倍にも達(dá)している。

また、農(nóng)作物の重金屬?zèng)A染も深刻で、13年に発表されたある調(diào)査結(jié)果によると、重金屬に汚染されている耕地面積は全體の16％以上にも達(dá)した。特に大都市や鉱區(qū)周辺では50％以上の耕地が汚染されているケースもあった。

土壌汚染に関しては、多くの専門家が「大気汚染や水質(zhì)汚染と比較して、土壌汚染の改善は極めて難しい。土壌汚染はその他の汚染と異なり、汚染物質(zhì)が分解しにくいだけでなく、永久に存在し続ける可能性もあり、人々の生活に極めて大きな危害を及ぼす」と指摘する。

関係者によると、「土十條」には、重金屬?zèng)A染區(qū)域の線引きや改善のための資金投入額、改善の具體的措置などの內(nèi)容が含まれており、今後の土壌汚染改善の具體的スケジュール制定を視野に入れた法令になっている。また、「土十條」に基づいて、土壌汚染を農(nóng)業(yè)用地と建設(shè)用地に分類し、管理?監(jiān)督と汚染からの保護(hù)をそれぞれ行い、地方政府や企業(yè)に責(zé)任と業(yè)務(wù)を配分することで、2020年までに土壌汚染狀況悪化の改善を目指すという。

さらに、関係者は「土壌汚染改善のため、政府は財(cái)政や稅金、資金援助など一連の推進(jìn)政策を打ち出すとともに、民間に対して土壌汚染改善分野を全面的に開放する方針である」と語る。これに関連し、あるアナリストは、「土十條」が公布された場合、將來的にその関連する投資額は5兆7000億元（約110兆100億円）以上に達(dá)すると予測する。

中國環(huán)境科學(xué)研究院の谷慶寶（グー?チンバオ）教授は「政府は土壌汚染改善に関する法律を迅速に成立させるべきである。これによって、地方政府や企業(yè)による汚染改善を推進(jìn)するとともに、巨額の投資や収益回収の遅さなどの問題に対する合理的な汚染改善推進(jìn)制度や利益獲得のためのビジネスモデルを確立し、より多くの企業(yè)や資本の參加を奨勵(lì)する必要がある」と語っている。（翻訳?編集/秋田）