2015年5月11日、カナダ紙グローブ?アンド?メールは中國で深刻化するごみ問題について報じた。ごみ問題は発展を目指す中國にとって大気汚染や水質(zhì)汚染にも匹敵する深刻な阻害要因になっている。16日付で中國紙?參考消息（電子版）が伝えた。

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中國人民大學國家発展?戦略研究院の研究員は「近年、大気汚染や水質(zhì)汚染によって、中國の環(huán)境問題が世界から大きな注目を集めている。中國が生み出すごみの問題は中國の持続可能な発展を阻害する主要な要素の一つになっている」と指摘する。

各地で山積みにされているごみ処理のために、中國政府はより多くの資金を投入し、より良い方法を採用することを約束してきたが、発生するごみをいかに減らすかという根本的な問題への対応は依然として進んでいない。

一部の國の都市では、市民にごみ袋の購入や生ごみとリサイクルごみの分別を義務(wù)づけた條例を制定し、ごみ発生量の大幅な削減を?qū)g現(xiàn)している。一方、中國では依然として分別が実施されておらず、あらゆるごみが一緒に捨てられている。中國では現(xiàn)在、1日1人平均1．12キロのごみを生み出しており、ごみ産出量が最大の黒龍江省鶴崗市では同3．2キロにも達している。

中國人民大學環(huán)境経済學の宋國君（ソン?グオジュン）教授によると、臺灣では10年前に家庭ごみの分類に関する規(guī)定を公布するとともに、ごみ袋の購入制度を?qū)g施したことによって、ごみ産出量が約40％減少?，F(xiàn)在、臺灣の1日1人平均のごみ産出量はわずか0．37キロに過ぎない。

宋教授は「われわれにも可能だ。しかし、政治的な障害が存在しており、政府高官や中央政府による関連事項の決定が必要」と語る。北京市では新たなごみ焼卻爐の建設(shè)を決定し、焼卻したごみの70％を肥料化することを今年の目標に掲げているが、中國の多くの地區(qū)ではごみ焼卻爐の建設(shè)計畫が地方政府や市民の強烈な反対に遭っている。その原因は、多くの焼卻爐が採用する技術(shù)が古いため、ダイオキシンなど大量の汚染物質(zhì)を排出し、新たな環(huán)境問題を引き起こすことにある。

土地資源の不足する中國にとって、大量のごみの発生は環(huán)境問題としてだけでなく、本來農(nóng)業(yè)用地として使用できるはずの土地を占拠する非常に深刻な問題でもある。（翻訳?編集/秋田）