2015年5月19日、韓國?朝鮮日?qǐng)?bào)によると、中國とタイが15日、広東省広州で太平洋とインド洋を結(jié)ぶ「クラ運(yùn)河」の建設(shè)のための覚書（MOU）に署名した。

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クラ運(yùn)河プロジェクトは、タイ南部（マレーシア北部）のクラ谷を掘り起こし、太平洋とインド洋を結(jié)ぶ102キロの水路を建設(shè)するもの。この運(yùn)河が完成すれば、中國は現(xiàn)在「アジアの玄関口」となっているマラッカ海峽を通過しなくても、中東の石油とアジアの工業(yè)製品を輸送することができる。マラッカ海峽を通るよりも、航路は1200キロ、航海期間は2?5日短縮できる。10萬トン級(jí)タンカーでは、1回に35萬ドルの運(yùn)賃を削減できる。一方で、中國がクラ運(yùn)河建設(shè)によって、日米を同時(shí)にけん制しようとしているとする見方もある。

日本は、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーを結(jié)ぶ「東西経済回廊」を介して東南アジア経済圏を掌握しようとしているが、中國は日本の核心的な貿(mào)易地となっているタイに大運(yùn)河を建設(shè)し、アジアの物流掌握へ乗り出した。また、中國は日本の「東西経済回廊」に対抗して雲(yún)南、タイ、マレーシアを貫通する「南北経済回廊」の構(gòu)築を推進(jìn)しており、タイは、日本の「東西戦略」と中國の「南北戦略」が鋭く交差する戦略拠點(diǎn)。中國外交筋は、「中國は『アジア版パナマ運(yùn)河』の開通により、日本の東西回廊ブロックを一気に飛び越えられる」と話している。

さらに、中國にとっては安全保障でもクラ運(yùn)河が重要な意味を持つ。中國が輸入する石油の80％は、米軍が掌握しているマラッカ海峽を通過しなければならない。有事の際、中國のエネルギー輸送路が遮斷されかねない。クラ運(yùn)河が建設(shè)されれば、米軍の封鎖網(wǎng)を無力化することができる。一方で、マラッカ海峽の物流の中心地となっているシンガポールにとっては、打撃が避けられない狀況だ。

この報(bào)道に、韓國のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「シンガポールは今まで楽して稼いでいたのに中國のせいで大変だな」

「もしその運(yùn)河が開通したら、韓國も多くの資金を節(jié)約できる」

「そういえば、李明博（イ?ミョンバク）政権の時(shí)に、韓國でも運(yùn)河建設(shè)の計(jì)畫があったな。実現(xiàn)できなかったけど。いずれにしても、韓國の運(yùn)河よりは利用価値がありそうだ」

「韓國も積極的に中國にこびを売らないといけないな。中國を支援して、日本をけん制、米國依存も減らそう」

「中國にとっては有事の際のエネルギー輸送路の確保が一番。次に、日本のアジア戦略の中核を抑えられる」

「優(yōu)れた戦略だ。米國は東南アジアの國々と協(xié)力して中國を締め付けてきたが、今回の運(yùn)河開発で中國は米國のけん制から抜け出せる」

「最近の様子を見ると、完全に中國の世界になってきた。突然の経済危機(jī)でも起きて、情勢がひっくり返りでもしない限り、中國が臺(tái)頭してきそうだ」（翻訳?編集/三田）