2015年5月20日、中國のインターネット上に、「高速鉄道をめぐる日中の爭(zhēng)いは中國が優(yōu)勢(shì)」と題するブログが掲載された。その根拠として中國が掲げる一帯一路（新シルクロード）構(gòu)想を挙げている。

【その他の寫真】

高速鉄道をめぐる國際競(jìng)爭(zhēng)の中で、日本は中國の前に立ちふさがる巨大な敵だ。戦いは今後さらに激しくなることが予測(cè)されるが、中國の高速鉄道は日本に比べ、コストが低く、性能も優(yōu)れているという強(qiáng)みがある。安全性能については歐州の基準(zhǔn)と基本的に一致しており、施工基準(zhǔn)は歐州を超える。

日本の重大な弱點(diǎn)となるのが島國という地理上の問題だ。陸路で他の國と結(jié)ばれないため、新幹線が他國に乗り入れることが想定できない。しかし中國は違う。中國は國土が広く、多くの國と接している。さまざまな地形を有する中國は線路の建設(shè)や運(yùn)営でも豊富な経験を持っているため、諸外國が抱える建設(shè)上の問題に対応できるはずだ。さらに中國の掲げる一帯一路構(gòu)想は中國の高速鉄道輸出を後押ししている。

中國とタイは鉄道事業(yè)で契約を交わし、インドとも同事業(yè)での提攜領(lǐng)域などについて合意した。中國とパキスタンを結(jié)ぶ「中巴経済回廊」や中國、インド、バングラデシュ、ミャンマーを結(jié)ぶ経済回廊についても計(jì)畫が進(jìn)められており、それぞれをつなぐ鉄道網(wǎng)の形成も具體化していくだろう。

これまで平和的発展の道を堅(jiān)持してきた中國には他國を侵略した歴史はない。一方、日本にはアジア諸國に甚大な被害を與えた過去があり、これまで誠意ある謝罪を行ってこなかった。もちろん、日本の新幹線が過去50年間、問題を起こさなかったという點(diǎn)は見習(xí)う必要があり、世界に鉄道を輸出する上で「安全」は最大の宣伝文句となる。（翻訳?編集/野谷）