2015年5月25日、活路を見いだそうと苦しむ安倍首相はアジアのインフラ建設(shè)に目を向け始めた。安倍首相は21日、今後5年間に約1100億ドル（約13兆4000億円）を投じてアジアのインフラ建設(shè)投資計(jì)畫を進(jìn)めることを明らかにした。「人民日報(bào)」海外版が伝えた。

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日本メディアは、「日本はこの計(jì)畫を利用して存在感を高め、アジアインフラ投資銀行（AIIB）を提唱する中國と主導(dǎo)権爭いをしようとしている」と論じた。専門家は「このタイミングでこうした投資を行おうとするのは、なんといっても『羊を失って柵を強(qiáng)化する』（備えをしっかりして失敗を繰り返さないようにする）狙いがあるからだ。日本が參加すればアジアの経済協(xié)力により大きなプラットフォームが提供されることになり、日本の今回の動きはアジアインフラ投資銀行（AIIB）の発展を邪魔するものでもない」とみる。

安倍首相は日本で行われたシンポジウム「アジアの未來」でこの計(jì)畫を明らかにし、「今後5年でアジア開発銀行（ADB）と協(xié)力してアジアのインフラ建設(shè)に1100億ドルを投資する」と述べた。日本の説明によると、過去5年間の日本の同類のインフラ投資の規(guī)模に比べ、今回うち出した計(jì)畫は投資額が30％増加しており、そのうち約半分は國際協(xié)力機(jī)構(gòu)（JICA）や國際協(xié)力銀行（JBIC）といった國の機(jī)関が拠出するという。

中國現(xiàn)代國際関係研究院世界経済研究所の陳鳳英（チェン?フォンイン）所長は、「日本は今、アジアのインフラ建設(shè)というパイが非常に大きいことを知りながら、AIIBに加盟する機(jī)會を失った。そこで初めに考えることは、羊を失って柵を強(qiáng)化すること、方針決定の誤りを埋め合わせすることに違いない。実際、アジア市場は非常に大きなもので、日本が競爭の意思をうちに秘めていることは當(dāng)たり前のことだ。だがより大きなことはアジア市場自身がもつ吸引力だ。日本だけではなく、世界銀行を含むたくさんの機(jī)関や國が分け前にあずかろうと狙っている」と話す。

陳所長の分析によると、「中國やAIIBは日本の方向性を気にしすぎる必要はない。アジア経済というパイはますます大きくなっており、インフラ建設(shè)は爆発的に発展しつつあり、アジア市場は排他的な市場でもない。日本やアジア銀行が関與すれば、アジア経済により多くの資金調(diào)達(dá)プラットフォームを提供することになり、資金を必要とする國は資金調(diào)達(dá)コストを引き下げることができる」という。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）