2015年5月27日、北京ではここ數(shù)日快晴が続いているが、大気質(zhì)は悪く、汚染が生じている。これはなぜだろう？北京では25日以降、長(zhǎng)期にわたり主要汚染物の地位を保っていたPM2．5（微小粒子狀物質(zhì)）に代わり、オゾンが主要汚染物となった。その危害の程度はPM2．5に劣らないという。新京報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

▼連日続くオゾン汚染

26日午後、北京の市街地6區(qū)のオゾン濃度が1立方メートルあたり270マイクログラム、北部では同300マイクログラム前後に達(dá)した。オゾン汚染は25日から始まった。25日午後、市街地のPM2．5の濃度は1立方メートルあたり106マイクログラムだったが、オゾン濃度は同294マイクログラムに達(dá)していた。この時(shí)間帯、市內(nèi)の各地でオゾン濃度が1立方メートルあたり250マイクログラム以上を記録、昌平、延慶、密雲(yún)など、PM2．5の濃度が比較的低い地域でも、オゾン濃度は1立方メートルあたり300マイクログラムを上回った。

▼強(qiáng)い太陽(yáng)光と高溫によりオゾン濃度が上昇

オゾン汚染は気づきにくいものだが、具體的にどのような狀況なのだろうか？中國(guó)環(huán)境保護(hù)部がこのほど発表した大気質(zhì)に関する報(bào)告によると、北京?天津?河北地域の6?8月の汚染日の約半數(shù)でオゾンがPM2．5を上回り、主要汚染物となっている。北京市環(huán)境保護(hù)モニタリングセンターによると、5?9月の高気溫の日にはオゾン濃度が基準(zhǔn)を超過(guò)しやすい。

オゾンとは一體何か？環(huán)境保護(hù)の専門(mén)家によると、オゾンは通常、地上から30km前後離れた高層の大気中に存在し、紫外線(xiàn)を遮り、人類(lèi)の健康を守っている。ただし、地上に近づくと、オゾンは光化學(xué)スモッグの主要成分となり、一転して汚染物質(zhì)に変わってしまう。自動(dòng)車(chē)の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物が、日光に含まれる紫外線(xiàn)により光化學(xué)反応を起こして変質(zhì)すると、オゾンが発生する。このため、太陽(yáng)の光が強(qiáng)烈で、気溫が高まる夏にはオゾンの値が基準(zhǔn)を超過(guò)しやすい。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/SN?編集/武藤）