2015年6月2日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、中國(guó)と韓國(guó)は1日、自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）を正式に調(diào)印した。中國(guó)が対外的に締結(jié)したFTAとしては過(guò)去最大規(guī)模で、貿(mào)易額も最大のFTAになる。発効すると中韓貿(mào)易で取り扱う商品の90％がゼロ関稅を適用されるため、中韓FTAは両國(guó)の経済成長(zhǎng)を喚起し、中國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）を0．3％、韓國(guó)のGDPを0．96％、それぞれ引き上げるとする研究もある。

【その他の寫真】

北東アジアの3つの主要エコノミーである中國(guó)、日本、韓國(guó)のうち、中韓がF(xiàn)TAを締結(jié)し、日本は出遅れた。日本は今後、一定の圧力を受けることが予想される。2014年の中韓貿(mào)易額は2905億ドル（約36兆1700億円）に達(dá)し、日中貿(mào)易額の3124億4000萬(wàn)ドル（約38兆9000億円）と大差なくなった。日本が迷い続けるなら、中韓貿(mào)易はほどなくして東アジア地域で最大の二國(guó)間貿(mào)易となり、地域全體の貿(mào)易の重心となり、日本の経済的な影響力を侵食することになる。

韓國(guó)は米國(guó)の同盟國(guó)でありながら、中國(guó)が絶対的な1番目の貿(mào)易パートナーになることも歓迎し、米中と良好な関係を保ち、その四方八方に気を配る姿勢(shì)や極端な出方を避ける態(tài)度は、東アジアで目立っている。成熟した戦略やバランスが次第に、アジア?太平洋地域の新興先進(jìn)國(guó)としての韓國(guó)のコア競(jìng)爭(zhēng)力になりつつある。

中國(guó)はなんといっても経済が急速に発展する國(guó)であり、世界一の貿(mào)易國(guó)でもある。これが中國(guó)の最も本質(zhì)的な要素であり、世界と中國(guó)との接觸における最も実質(zhì)的な面だ。中韓FTAはこのことを世界の人々に無(wú)言で繰り返し伝えている。中國(guó)は力に任せて他國(guó)に圧力をかける國(guó)であり、世界の秩序に挑戦しているという聲があるが、これは一部の國(guó)や勢(shì)力が自分に都合のよい観點(diǎn)から下した主観的な臆斷であり、地政學(xué)に対する手前勝手な妄想だといえる。

韓國(guó)は東アジアの中で中國(guó)との國(guó)交樹(shù)立が最も遅かった國(guó)で、これまでに23年しか歴史がない。だが中韓貿(mào)易は世界レベルの大規(guī)模貿(mào)易の一つに成長(zhǎng)し、地域の平和と繁栄の重要な柱となった。アジア?太平洋の多くの國(guó)やエコノミーが參考にする価値が十分にあるだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KS?編集/武藤）