2015年6月4日、中國(guó)?重慶市在住の男性が、職場(chǎng)からもらった給與に混じっていたミスプリントの紙幣を何気なくとっておいたところ、コレクターやオークション會(huì)社から破格の値段で買い取りの申し出があったという。重慶晩報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

修理工の鄭（ジョン）さんは3年前、職場(chǎng)で受け取った給與の中に、いささか様子の異なる紙幣を見(jiàn)つけた。毛沢東の肖像が印刷された100元札（約2000円）の1枚に、長(zhǎng)さ3ミリほどのひっかき傷のような線がのっかっていた。毛沢東の口元のホクロから右下部分にあるその線は、どう見(jiàn)てもインクと同色。誰(shuí)かが上から書(shū)き足したようには見(jiàn)えない。鄭さんはこの紙幣を使わず、財(cái)布の中に保管しておいた。

最近になって、ある青年が持っていたミスプリントの紙幣に100萬(wàn)元（約2000萬(wàn)円）の価値がついたとのニュースを知り、鄭さんは市內(nèi)の銀行に鑑定を依頼するとともに、保管してあった紙幣の寫(xiě)真をインターネット上に投稿した。するとたちまち、紙幣のコレクターやオークション會(huì)社から買い取りの申し出があった。買い取り価格はやはり、100萬(wàn)元前後だった。

記者が鄭さんとともに市內(nèi)のオークション會(huì)社などを訪ねると、紙幣は確かにミスプリントのもので、數(shù)十萬(wàn)元から最高で180萬(wàn)元（約3600萬(wàn)円）の価格がつくことが分かった。ただし、オークション會(huì)社を経由すると多額の手?jǐn)?shù)料がとられるため、鄭さんはコレクターとの直接取引を希望している。

ミスプリントの紙幣はコレクターの間でも獨(dú)立したカテゴリーに入れられるほど愛(ài)好者が多い。最近では投資家も注目しているという。ただし、政府當(dāng)局はミスプリントの紙幣の存在そのものを否定している。（翻訳?編集/愛(ài)玉）