<日本人が知らない韓國>MERS拡大で広がる懸念、ソウルの様子は…

Record China    2015年6月7日(日) 7時40分

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5月20日に韓國で初のMERS感染者が出て、半月ほどの間に感染確定者は50人となった。収束の見通しは立っていない。ソウルは今、どうなっているのか。寫真はソウルの様子。

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5月20日に韓國で初の中東呼吸器癥候群(MERS)感染者が出て、半月ほどの間に感染確定者は50人となった。収束の見通しは立っていない。ソウルでも大型病院ですでに7人の感染が明らかとなっている。

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韓國メディアによると、最初の患者が発生した京畿道平沢市では、通りを行き交う人もまばらだという。ソウルでも、明洞(ミョンドン)や仁寺洞(インサドン)など、観光客が集まる場所では人通りが減っている。人々の生活はいつもと変わらないように見えるが、地下鉄の中では少し様子が異なる。今まで韓國では、マスクを使う人はほとんどいなかったが、ここ數(shù)日は地下鉄の中でマスク姿の人を見かける。日ごろ他人のことはあまり気にかけない韓國人も、少しでも咳き込んでいる人がいると意識的に避けているようだ。

また、韓國の食事の文化では同じ皿の料理を友人と一緒に食べるが、これが感染拡大につながるのではないと懸念する向きもある。だが、MERS感染の恐れがあるからと、突然食事を分けるというのは恐らく韓國人にとっては非常に寂しいことなのだろう。今でも食堂では、友人同士で同じ料理をつついている光景が見られる。日本のメディアでは韓國から帰國する人が増加しているとの報道も見られるが、在韓日本人のコミュニティでは今のところ大きな動きはないように感じられる。

役所はMERSへの注意喚起を積極的に行っている。攜帯電話に警戒を促すメッセージが送られてくるほか、街中にはポスターが張り出されている。このポスターには、「帰宅後は手洗いをしましょう」「咳をするときは唾がとばないように」「感染者との接觸は避けましょう」など、すんなり納得できる內容もあるのだが、「ラクダとの接觸は避けるように」「ラクダの肉は加熱してから食べるように」など、首をかしげたくなる注意書きもある。韓國に住んで10年以上になるが、今までラクダの肉は見たことがない。これには、韓國人からも「ラクダの肉なんて、どこに売っているんだ?」という聲が聞かれる?!改瞍摔夏瞍颉工趣いΔ长趣胜韦?。

■筆者プロフィール:水田尊久

兵庫県出身。2000年に訪韓し、現(xiàn)地企業(yè)で勤務した後、2013年に獨立。日韓企業(yè)協(xié)業(yè)支援、韓國進出支援、市場調査など、韓國を中心に活動している。

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