2015年6月11日、経済日報(bào)は韓國で流行中の中東呼吸器癥候群（MERS）をめぐり、「MERSが韓國経済の“免疫力”を試す」と題する記事を掲載した。

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MERS流行が始まる前から、韓國経済には不穏な動(dòng)きが見えていた。輸出規(guī)模は5カ月連続で縮小し、消費(fèi)者物価上昇率は6カ月連続で1％を割った。そんな中、內(nèi)需に明るい兆しが見え始めた時(shí)に発生したのがMERSパニックだ。短期間でこのダメージから立ち直ることができるかどうか、MERSはまさに韓國経済の抵抗力を確かめようとしている。

これまで韓國の內(nèi)需に貢獻(xiàn)してきたのが、中國から押し寄せる大勢の観光客だ。しかし、MERS流行を主な原因として今月9日までに約5萬人が韓國旅行をキャンセルしており、外國人観光客の減少が韓國経済にもたらす損失は20兆元（約2兆2000億円）に上るともみられている。また、韓國市民が外出を避けたことで、映畫館やスーパーマーケットなどは売り上げが激減。感染者が數(shù)多く確認(rèn)されたエリアのスーパーマーケットの中には前年同期に比べ約20％売り上げが減った店もある。

世界の主要投資銀行はMERSが韓國経済に與える打撃について、短期的に消費(fèi)の縮小が発生するとの認(rèn)識を示しており、モルガン?スタンレーは「韓國政府が1カ月以內(nèi)に事態(tài)を収束させ、國民の消費(fèi)意欲をただちに通常のレベルにまで回復(fù)させることができた場合、6月の小売業(yè)、飲食業(yè)、観光業(yè)の販売縮小規(guī)模はそれぞれ10％、15％、20％になる」と予測。流行が長引けばさらに経済成長を鈍らせることになるとしている。また、ある専門家は「MERSはこれまで流行した感染癥以上の影響を韓國経済に與えるだろう」と指摘し、政府は最大限の対応を取る必要があると提言している。（翻訳?編集/野谷）