2015年6月23日、日本の人気漫畫(huà)「ONE PIECE」と作者の尾田栄一郎氏が、同作コミック全巻の累計(jì)発行部數(shù)が世界で3億2086萬(wàn)6000部を記録し、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として、このほど「ギネス世界記録」に認(rèn)定された。日本の漫畫(huà)が再度世界記録を創(chuàng)ったことは何ら不思議なことではない。日本には絵本や漫畫(huà)業(yè)界を牽引する宮崎駿、たかぎなおこ、青山剛昌、藤子．F．不二雄ら人気漫畫(huà)家が大勢(shì)いるが、中華圏には成功した漫畫(huà)家はジミー?リャオ（幾米）など數(shù)えるほどしかいない。

【その他の寫(xiě)真】

日本の児童用絵本は中國(guó)の読者から高い人気を博している。売り上げを見(jiàn)ると、中國(guó)最大のネットオンライン書(shū)店「當(dāng)當(dāng)網(wǎng)」の絵本関連の図書(shū)の中で、売り上げトップ10の中に日本の絵本が7冊(cè)ランクインしている。

河北教育出版社の姜紅（ジアン?ホン）氏は、「世界的に優(yōu)秀な絵本作家は基本的に児童心理學(xué)の専門(mén)家であり、子供の世界をよく理解し、自分の目線を落として、子供の目でこの世界を見(jiàn)ることができる。これが國(guó)內(nèi)の作家に備わっていない點(diǎn)だ」と分析する。

「説教臭さが強(qiáng)すぎたり、創(chuàng)造力や獨(dú)創(chuàng)性に欠けていたり、子供の目線から出発していないというのが、多くの親の一般的な反応だ。子供たちは日本の絵本を非常に好んでいる。中國(guó)の読み物はあまりに説教臭い。日本の絵本は、おそらく、文化が近いからだろう、中國(guó)の子供でも快適に読み進(jìn)めることができる」。さらに、多くの母親が「日本の絵本の畫(huà)風(fēng)は非常に繊細(xì)で美しい」「非常にシンプルだが、子供の創(chuàng)造力を養(yǎng)うことができる」などと相次いで稱(chēng)賛の聲をあげている。

國(guó)産絵本の製作のコストが高すぎることや、リスクが大きすぎることも発展スピードが緩慢なもう一つの大きな要因となっている。これに比べると、海外の絵本は出版までの準(zhǔn)備期間が短く、リスクも小さい。往々にして出版社の第一選択肢となっている。近年、日本の漫畫(huà)やアニメ、デジタルゲームを好む中國(guó)の子供はますます増えつつある。日本の文化を身近に感じる世代が親の世代になっていることも、日本の絵本が中國(guó)で人気を徐々に高めている要因の一つとなっている。

極めて困難な狀況の中で自分の夢(mèng)を追い続けているが、率直に言うと、「漫畫(huà)は儲(chǔ)からない」。中國(guó)の漫畫(huà)家はたいていこのような狀況に陥っている。

専門(mén)家は、「産業(yè)チェーンの未整備が中國(guó)の漫畫(huà)?アニメの発展の最大のボトルネックとなっている」と指摘する。國(guó)産漫畫(huà)の競(jìng)爭(zhēng)力がまだあまり強(qiáng)くないのは、作品が分散しており、漫畫(huà)の資源をまとめる媒體やプラットフォームが存在していないため、漫畫(huà)家が安い原稿料で仕事を請(qǐng)け負(fù)わざるを得ない狀況だからだ。この種の悪循環(huán)な環(huán)境は漫畫(huà)?アニメ作家が産業(yè)の狹間に陥り、生存が困難な局面を形成している。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/MZ?編集/武藤）