市民が自費で川底から引き揚げた44本の古木、政府がすべて押収、代わりに報奨金10萬円=中國ネット「ケチ!」「また川へ放り込んでしまえ」

Record China    2015年7月6日(月) 12時13分

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4日、中國広東省恵州市の男性市民が、自費を投じて東江の川底から引き揚げた貴重な古木44本を地元政府が沒収。男性には報奨金として10萬円が支給されるという。

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2015年7月4日、中國広東省恵州市の男性市民が、私費を投じて東江の川底から引き揚げた貴重な古木44本を地元政府が押収。男性には報奨金として10萬円が支給されるという。中國メディア?央視網(wǎng)が伝えた。

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同市恵城區(qū)に住む林(リン)さんは昨年末、漁民たちが東江で漁をする際に、川底にある木に網(wǎng)が引っ掛かり困っているという話を聞いた。そこで今年初めから友人とお金を出し合い、船やクレーンを借りて東江に沈んでいる古木を引き揚げてきた。6月28日、計44本の古木を引き上げたところで他の市民が警察に通報。警察はただちに現(xiàn)場に急行し、古木44本すべてを押収した。

恵城區(qū)公安局の敷地內(nèi)には林さんの古木が保管されているが、うち4本は酸化して腐敗。このため殘りの40本は専門家のアドバイスに従って保管しているという。この古木、中國では烏木、陰沈木とも呼ばれ、數(shù)千年から數(shù)萬年にわたって地中で圧力を受けて炭化しており、美術(shù)品や工蕓品の材料として世界的に珍重されている。中國の法律では、所有者不明の埋蔵物はすべて國家に帰屬するため、古木は恵城區(qū)文物管理局に移され、さらに詳しく調(diào)査される予定だ。林さんには今後、文物を國家に提出したとして現(xiàn)地政府から引き揚げ費用のほかに報奨金5000元(約10萬円)と栄譽証書が贈られる見込みだ。

この報道に対する中國のネットユーザーの反応は以下の通り。

「たったの5000元?少なくとも1本500元(約1萬円)の価値はあるぞ」

「結(jié)局、國が大もうけしたってことか」

「あと100萬元かかっても、44本全部川に放り込んだほうがまし」

「その古木がどういう風に処理されるのか、公表しろ」

「じゃあ、地下にある石炭を掘ったら、公安局が押収するのか?」(翻訳?編集/本郷)

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