2015年7月6日、中國(guó)のインターネット上に「日本で冷遇された慰安婦映畫(huà)が教えてくれる大切なこと」と題する文章が掲載された。

【その他の寫(xiě)真】

ジャーナリストの土井敏邦氏が元慰安婦の女性を取材して制作したドキュメンタリー映畫(huà)「記憶と生きる」の上映が4日から東京の小さな映畫(huà)館で始まった。當(dāng)日は満席の狀態(tài)だったが、それでも入場(chǎng)者は100人もいない。多くの映畫(huà)館はこの作品の上映を斷った。

日本の軍國(guó)主義者が第2次世界大戦中に諸外國(guó)に被害を與えた事実を消すことは難しい。舊日本軍によって慰安婦とされた女性たちはカメラに向かい、當(dāng)時(shí)のおぞましい狀況を語(yǔ)っている。土井氏は女性の口述を映畫(huà)にするという形で歴史の記録を試みたが、日本でこの作品は冷遇されている。

作品の撮影、上映の過(guò)程で行政が圧力をかけるということはなく、日本社會(huì)に「言論の自由」があることは示されたが、日本には政府にしろ民間にしろ、歴史から目を背けたり、歴史の事実を歪曲（わいきょく）しようとしたりする大きな勢(shì)力がある。このため、多くの映畫(huà)館は商業(yè)的な利益を考えて土井氏の作品の上映を拒んだわけだが、これが中國(guó)で上映され、作品の中に中國(guó)人の元慰安婦が登場(chǎng)したら、ものすごい反響を呼んだことだろう。

日本の國(guó)際的なイメージはドイツより劣っている。これは両國(guó)官民の戦爭(zhēng)に対する態(tài)度の違いが原因で、ドイツ人に比べ、日本の態(tài)度は曖昧だ。日本人は侵略の事実を認(rèn)めながらも、歴史をごまかそうとしている。また、政治家は戦犯を祭る靖國(guó)神社への參拝を止めない。土井氏の作品が日本で冷たい扱いを受けている現(xiàn)実は、日本が歴史問(wèn)題において態(tài)度を改めようとする考えがないことを示している。

日中関係は歴史問(wèn)題や領(lǐng)土問(wèn)題でこの先も低迷を続けるかもしれない。ただ、日本側(cè)の態(tài)度に根本的な変化が現(xiàn)れなければ、例え経済交流が再び熱を帯びても両國(guó)の関係は「良好」とはならないだろう。（翻訳?編集/野谷）