2015年7月10日、中國(guó)メディア?謄迅網(wǎng)（テンセント）は「なぜ『醫(yī)托』は中國(guó)にしか存在しないのか？」と題した評(píng)論を掲載した。以下はその概要。

【その他の寫真】

中國(guó)で長(zhǎng)期にわたって大きな社會(huì)問(wèn)題になっている「醫(yī)托」。大都市の病院で診察?治療してもらうために、農(nóng)村や地方都市からやってきた患者やその家族に近づき、「凄腕の醫(yī)師を紹介する」と言葉巧みに誘い、無(wú)名あるいは無(wú)資格醫(yī)を紹介して高額な診察料と薬代を請(qǐng)求する詐欺集団を指す。もちろん、患者の病気が治ることはない。北京では9日、大規(guī)模な「醫(yī)托」組織を摘発し、容疑者150人が逮捕された。北京駅や地下鉄駅、長(zhǎng)距離バスセンターや有名病院周辺、病院の待合室では、「カモ」になる病人を探す「醫(yī)托」の姿を容易に見(jiàn)つけることができる。

中國(guó)以外の國(guó)で「醫(yī)托」が問(wèn)題になることはない。では、なぜ中國(guó)にしか存在しないのか。それは中國(guó)の醫(yī)療制度に問(wèn)題があるからだ。外國(guó)では、かかりつけの醫(yī)者が高度な検査?治療が必要な患者に専門醫(yī)を紹介するシステムが浸透している。だが、中國(guó)ではいまだに患者個(gè)人が醫(yī)師や病院を探している。そこに詐欺組織がつけ入るすきがあるのだ。彼らは「どうせ診てもらうなら有名な先生に」という患者の心理を巧みに利用している?！羔t(yī)托」をなくすには、中國(guó)の醫(yī)療制度改革が必要だ。

この評(píng)論のコメント欄には、醫(yī)療制度改革の実施を強(qiáng)く求める聲と同時(shí)に、「中國(guó)は法治國(guó)家じゃないもん」「どっちみち金もうけのためなら何でもするんだよ、中國(guó)人は」「制度の問(wèn)題より民度の問(wèn)題だろ」といった自虐的なコメントも多數(shù)寄せられている。（翻訳?編集/本郷）