「トラを以ってトラを養(yǎng)う」、100頭のアムールトラが他省に“出稼ぎ”へ―黒竜江省海林市

2007年9月26日、世界最大のアムールトラ繁殖基地である黒竜江省のネコ科動(dòng)物飼育繁殖センターから、15頭のトラが“出稼ぎ”に旅立った。

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この15頭の行き先は福建省アモイ市の動(dòng)物園。車酔いや嘔吐などに注意するため技術(shù)スタッフと獣醫(yī)に付き添われ、數(shù)日間かけて遠(yuǎn)く離れた南の都市、アモイ市まで移動(dòng)する。

同センターのアムールトラの數(shù)は近年急増しており、1986年の設(shè)立當(dāng)時(shí)には8頭しかいなかったのが、現(xiàn)在では800頭にまで増えた。トラの飼育費(fèi)は一頭當(dāng)たり一日70元(約1100円)ほどかかるため、経済的に苦しい情況が続いているという。

そこで、アムールトラを別の地域の動(dòng)物園に貸し出し、その収入で他のトラの飼育費(fèi)をまかなっている。今回アモイ市の動(dòng)物園に15頭のトラを貸し出すことで、毎年22萬(wàn)元(約350萬(wàn)円)が得られるという。これまでに100頭ほどのアムールトラが山西省や吉林省などに“出稼ぎ”に出て、“兄弟”たちを養(yǎng)っているのだという。(翻訳?編集/藤野)