2015年8月23日、世界陸上北京大會(huì)男子100メートル決勝で、中國の新星スプリンター?蘇炳添（スー?ビンティエン）がジャマイカ代表の王者ウサイン?ボルトとともに走り、9位という成績を殘した。アジア人としては初の、同大會(huì)100メートル決勝進(jìn)出。また、蘇は準(zhǔn)決勝で「10秒の壁」を再び破る、9秒99の國內(nèi)タイ記録を出した。短距離を得意としないアジア人だが、新たな期待の星に中國のみならず、日本も、アジアも湧いている。そんな彼の略歴を以下に紹介する。

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■來歴

蘇炳添（スー?ビンティエン/そ?へいてん）

1989年8月29日生まれ、広東省中山市出身の男子陸上競技選手（短距離）。身長173センチ、體重66キロ。曁南大學(xué)経済學(xué)院卒業(yè)（國際経済?貿(mào)易専攻）。100mと室內(nèi)60mの中國記録保持者。2015年北京世界選手権100mでアジア人初のファイナリスト（9位）となる。

■経歴

中學(xué)生の時(shí)に陸上競技をスタート。理由は課外補(bǔ)習(xí)を免除してもらうためだったという。アスリートとしての公式戦デビューは2004年11月、15歳の時(shí)。広東省中山市中學(xué)陸上競技大會(huì)がその舞臺(tái)だった。2006年、17歳で省の陸上チームに加盟し、同時(shí)にシニア戦デビューを果たす。

2011年に國內(nèi)陸上選手権の男子100mで優(yōu)勝。10秒16で13年ぶりに中國記録を更新した。

國際舞臺(tái)の場では、これと前後して2009?2010あたりから頭角を現(xiàn)してくる。2012年にはロンドン五輪に出場し、男子100mで中國人初の準(zhǔn)決勝進(jìn)出を果たした。

2015年5月、國際陸上競技連盟（IAAF）ダイヤモンドリーグ第3戦、プレフォンテーン?クラシック男子100mで3位入賞。9秒99で再び中國記録を更新した。また、この時(shí)、「10秒の壁」を突破した史上3人目のアジア人となる（なお、蘇以前の2人は共にナイジェリア出身の帰化カタール人のため、蘇は純粋なアジア出身者としては初の記録保持者といえる）。

2015年8月23日、世界選手権男子100m準(zhǔn)決勝で再び9秒99（國內(nèi)記録タイ）を出し、アジア人初の決勝進(jìn)出を決める。決勝は10秒06で9位。

■エピソード

?中國陸上史に金字塔を打ち立てたとして、國內(nèi)では英雄的存在。

?身長は高くないが理想的なプロポーションをしており、スタートから加速に入るスピードと、リズム感ある走りが武器。米國でのトレーニングを経て、スタミナ、テクニック、メンタルをシステマティックに向上させてきたのも強(qiáng)み。

?2013年8月、蘇の持っていた男子100mの中國記録を10秒00で覆した28歳の張培萌（ジャン?ペイモン）が好敵手と言えよう。張のこの記録は2015年5月、再び蘇によって破られた。

?堅(jiān)実で控えめな性格。トレーニング第一のストイックな生活を送っている。

?中國版ツイッター「微博」の公式アカウントには10萬人以上のフォロワーがいる。

?2015年世界選手権をきっかけに大幅に注目された日本でも、インターネットで「蘇炳添」と検索をかけると自動(dòng)的に「イケメン」というキーワードがポップアップされるが、本國の中國では「イケメンすぎる」「アジア一のイケメン」などと評(píng)され、その隆々たる肉體美を撮影した畫像がネットで出回っている。

■2つの中國記録

100m―9秒99（2015年5月30日、IAAF ダイヤモンドリーグ第3戦プレフォンテーン?クラシック）

室內(nèi)60m―6秒52（2014年3月8日、世界室內(nèi)選手権）

■主要大會(huì)での主な入賞歴

2009年アジア室內(nèi)競技大會(huì)―男子60m?金メダル

2011年アジア陸上競技選手権大會(huì)―男子100m?金メダル

2013年アジア陸上競技選手権大會(huì)―男子100m?金メダル（2連覇）

2014年アジア競技大會(huì)―男子100m?銀メダル

（翻訳?編集/愛玉）