2015年9月3日、中國(guó)で戦勝70年を記念する大規(guī)模な軍事パレードが行われる?！缚谷諔闋?zhēng)への勝利」と銘打っているだけあり、日本でも注目が高まっているが、その內(nèi)容について多角的に情報(bào)をまとめた。

【その他の寫真】

■注目の外賓

1）樸槿恵（パク?クネ）韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)

今回の式典に參列する外賓のうち、最重要人物と目されているのがプーチン露大統(tǒng)領(lǐng)と樸韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)である。樸大統(tǒng)領(lǐng)は各企業(yè)代表を含む156人という過(guò)去最大規(guī)模の訪中団を引き連れ、軍事パレードの日を挾む2?4日の日程で、就任以來(lái)3回目となる中國(guó)の地を踏む。パレード當(dāng)日は、習(xí)國(guó)家主席の隣席で參観するという最高の待遇を受ける見込みだ。

前日の2日には、樸大統(tǒng)領(lǐng)就任後6回目となる中韓首脳會(huì)談が行われる。北朝鮮問(wèn)題や日韓関係について意見を交わすとみられる。中國(guó)の協(xié)力を仰ぎ、北朝鮮への圧力とする狙いがあると考えられるとともに、日中韓首脳會(huì)談を提議するとも目される。同日午後には李克強(qiáng)（リー?コーチアン）首相とも會(huì)見する。

韓國(guó)の同盟國(guó)であるはずの米國(guó)は外交ルートを通じて、樸大統(tǒng)領(lǐng)の式典不參加を促したとも一部報(bào)じられていた。結(jié)果、樸大統(tǒng)領(lǐng)の決斷を「尊重する」としているものの、日本を含む各方面が「韓國(guó)は対米関係より対中関係を重視した」との受け止め方をしている。ケリー米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官は「理解はしているが支持はしていない」と発言した。米中間を揺れる「バランス外交」の行方が注目される。

2）潘基文（パン?ギムン）國(guó)連事務(wù)総長(zhǎng)

潘事務(wù)総長(zhǎng)も軍事パレードの日を挾む2?6日の日程で訪中し、式典に出席するとともに習(xí)近平國(guó)家主席、李克強(qiáng)首相、王毅（ワン?イー）外相らと會(huì)談する。

同氏の出席表明については日本政府が懸念を表明。日本の國(guó)連代表部も國(guó)連事務(wù)局に対し、「中立性を損なう行動(dòng)」と申し入れ、応酬に展開した。これに対し、潘事務(wù)総長(zhǎng)はあくまで「歴史の教訓(xùn)をくみ取り、明るい未來(lái)を創(chuàng)造するため」と出席を當(dāng)然とする立場(chǎng)だ。その後、菅義偉官房長(zhǎng)官は改めて「國(guó)連は中立であるべき」と反論するも、潘事務(wù)総長(zhǎng)報(bào)道官室はこれに対し、過(guò)去にも同氏がロシアやポーランドの終戦記念式典に出席したことを引合いに出しながら、あくまで中立の立場(chǎng)を強(qiáng)調(diào)した。

また、中國(guó)外交部は日本の対応について、「理不盡な言いがかり」と一蹴。米國(guó)務(wù)省もこれについて、「戦爭(zhēng)犠牲者を敬うことは適切である」との見解を示した。

3）村山富市元首相

日本からは安倍首相をはじめ、在中國(guó)大使など政府関係者は式典には參加しない。そんな中、村山富市元首相が式典への出席を表明した。軍事パレードを視察する可能性も示唆している。

村山元首相同様、國(guó)家首脳クラスの経験者として英國(guó)のブレア元首相やドイツのシュレーダー前首相、フィリピンのエストラーダ前大統(tǒng)領(lǐng)らが出席する。

4）金正恩（キム?ジョンウン）北朝鮮第一書記

金第一書記の式典欠席は、北朝鮮の核問(wèn)題をめぐって冷え込む深刻な中朝関係を如実に表すものとして注目されたが、北朝鮮側(cè)はその代わりに、金第一書記の側(cè)近である朝鮮労働黨の崔竜海（チェ?リョンヘ）労働黨書記を派遣する。

崔書記は2013年に金第一書記の特使として訪中経験があり、習(xí)近平（シー?ジンピン）中國(guó)國(guó)家主席に會(huì)見したことがある。よって、崔書記の派遣は北朝鮮側(cè)が中朝関係の改善に一定の意欲を示したものとの見方もあり、中國(guó)側(cè)も同時(shí)に、國(guó)家元首ではない崔書記を最高指導(dǎo)者クラスの外賓として位置付けている。

5）連戦（リエン?ジャン）元國(guó)民黨黨首

臺(tái)灣與黨?國(guó)民黨でかつて黨首を務(wù)めた連戦（リエン?ジャン）氏。軍事パレードの出席とともに習(xí)近平國(guó)家主席とも會(huì)談する見通しだ。これに馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)が激怒していると伝えられる。馬総統(tǒng)は「抗日戦爭(zhēng)を主導(dǎo)し、勝利したのは（當(dāng)時(shí)の政権を握っていた）國(guó)民黨であり、共産黨ではない」という立場(chǎng)を堅(jiān)持している。

臺(tái)灣では2016年1月に総統(tǒng)選挙を控えているが、現(xiàn)與黨である國(guó)民黨の敗北色がすでに濃厚な中、ここで黨內(nèi)の足並みに亂れが露見したところも注目すべき點(diǎn)だ。（翻訳?編集/愛玉）