2015年9月16日、中國(guó)陝西省安康市旬陽(yáng)県で、村民が道路を補(bǔ)修し料金所を設(shè)けていることが物議をかもしている。華商報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

問(wèn)題となっている場(chǎng)所では、本來(lái)使われている全長(zhǎng)14キロの道路が工事により通行止めとなっている。迂回ルートは36キロと遠(yuǎn)回りになるなか、現(xiàn)地の村民が通行止め道路のそばにある川の近くを補(bǔ)修し、「普通車(chē)10元（約190円）、大型車(chē)30元（約560円）」と通行料を徴収して開(kāi)放している。

近隣の住民から苦情が寄せられるなか、道路を補(bǔ)修した男性は、「政府の交通部門(mén)は利用者に迂回を求めているが、多くのドライバーは迂回を嫌がり、私に道を補(bǔ)修して料金を徴収したらどうだと提案した。そこで私は6000元（約11萬(wàn)円）で川のそばにある敷地を借り上げ、補(bǔ)修して道路として開(kāi)放した。道路は私が補(bǔ)修し、通行料も強(qiáng)制ではなく支払うかどうかは利用者にゆだねている」と自身の行為に違法性はないと主張した。

同件に関して、旬陽(yáng)県の現(xiàn)地政府責(zé)任者は、「通行止めになっている道路一帯は交通運(yùn)輸局が管理している」とし、管轄外であると回答。さらに、旬陽(yáng)県の公安當(dāng)局は「住民から通報(bào)が相次いでいるが、依然として多くの人が料金を支払って利用している。通行料を承諾して利用している以上、取り締まることはできない」とし、通行料の徴収については交通部門(mén)が管轄のため対応できないと述べた。

対応を迫られた交通運(yùn)輸局だが、同局の旬陽(yáng)県一帯の責(zé)任者は、「われわれは公道の補(bǔ)修と管理を責(zé)務(wù)としており、今回指摘があった道は公道のそばにある川岸を個(gè)人が補(bǔ)修したもので、交通部門(mén)の管轄範(fàn)囲外であるため取り締まることはできない」と語(yǔ)った。

住民からは反発の聲が聞かれているが、ネット上では「土地を借り上げて道路として補(bǔ)修している以上、私有地になる。さらに料金も強(qiáng)制ではない」とし、男性の行為を擁護(hù)する聲が比較的多かった。一方で、対応しない政府への不満も寄せられた。（翻訳?編集/內(nèi)山）