2015年9月18日、ドイツのフォンウェアテルン駐日大使は、日本記者クラブで記者會(huì)見(jiàn)し、シリアなどから押し寄せる難民問(wèn)題について、「ドイツは歴史的な責(zé)務(wù)を感じており、全人口の1％に相當(dāng)する80萬(wàn)人の難民を受け入れる」と言明。人材確保が目的ではないことを強(qiáng)調(diào)した。

【その他の寫(xiě)真】

戦後70年、ドイツは歴史的な責(zé)務(wù)を感じており、現(xiàn)在の難民問(wèn)題に対し何らかの支援をしたいと考えている。ドイツは全人口8000萬(wàn)人の1％に相當(dāng)する80萬(wàn)人の難民を受け入れる方針だ。人道的な責(zé)任からである。難民として認(rèn)められれば、住居や食料などの支援のほか、學(xué)校教育、就職などの機(jī)會(huì)を與える。

難民には學(xué)歴が高く、職業(yè)訓(xùn)練を受けた人が多い。多様な文化的背景を持つ人が來(lái)れば多くのことを?qū)Wべ、ドイツにとっても利點(diǎn)になる。しかし人材確保のためではなく、人材不足と難民とは別問(wèn)題だ。

歐州連合（EU）各國(guó)の難民受け入れは、一國(guó)単獨(dú)での解決は不可能であり、負(fù)擔(dān)は東歐諸國(guó)を含め公平でなければならない。州に流入する難民問(wèn)題を協(xié)議するため、9月23日に首脳會(huì)議を開(kāi)かれる。メルケル首相らが要求したもので、各國(guó)が難民の割り當(dāng)て人數(shù)を決めて受け入れる案が協(xié)議される。この問(wèn)題は難民出身國(guó)への支援などを通じて、難民の発生を抑えることが重要だ。

日本は、多額の國(guó)連分擔(dān)金を負(fù)擔(dān)するなど人道支援で大きな貢獻(xiàn)をしている。東アジアに今後、北朝鮮や地球溫暖化で海面上昇に見(jiàn)舞われた國(guó)から難民が流入することになった場(chǎng)合に備え、日本がドイツの難民への対応について関心を持っているのは理解できる。難民問(wèn)題の解決は日本を含めた豊かな國(guó)の責(zé)任である。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。