2015年10月9日、中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席が日本の謝罪を受け入れ、戦爭の過去を許せばノーベル平和賞に値する―。英國のメディアがこのほど、こんな提言をした。この大膽な行動(dòng)こそが冷え込んだ日中関係を修復(fù)し、世界に「寛容なる大國」をアピールすることになるとの趣旨だが、日本のネットユーザーは「英國人はユーモア好き」などと反応している。

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「習(xí)主席にノーベル平和賞を」との聲を真っ先に上げたのは、実は中國メディア。9月3日の抗日戦爭勝利70年周年記念式典で、軍人を30萬人削減するという「軍縮案」を発表したのが理由だ。

英オンライン誌「オープン?デモクラシー」はこれを受けて、「謝罪の受け入れは中國自身にとって大きな利益をもたらす。自身を単なる戦爭の被害者に位置付け、これを外交カードとして利用し続けるよりも、また、軍事強(qiáng)國を世界にアピールするよりも、『中國は誰とでもウィンウィンの関係を目指すソフトパワーで発展していきます』と宣言したほうがよほど利になる」「そしてこれを?qū)g行するだけの力が、習(xí)近平というリーダーにはある」などと論じた。

さらに、同誌は「そもそも、中國の反日政策は不変のものではない」とも指摘。「1980年代までの中國政府の見解は『日本も第2次世界大戦の被害國の一つである。過ちはごく一部の軍國主義者によるもので、彼らは日中雙方の國民を傷つけた』としていたのだ」と述べ、「習(xí)近平主席よ、今こそ日本の謝罪を受け入れ、日本の國民を永遠(yuǎn)に許しなさい」と結(jié)んでいる。

これに対し、日本のネットユーザーからは

「英國人はユーモア好きなんですよ」

「英國と言えば、アヘンで中國の領(lǐng)土をぶんどった國だねえ…　英國の植民地政策の歴史は、許されたのか？」

「本人はいらないと思っているのでは」

「平和賞は皮肉を込めた賞にすればいい」

「日本を許すことはないでしょう。許せば、高まる國內(nèi)の不満をそらす矛先がなくなってしまう。反日カードはそのために使っているだろう」

「無理よ！反日教育しないと、また天安門事件が起きちゃうから！」

「確かに一部の軍國主義者によるものだったけれど、今の（日本の）政権はそれに回帰しようとしているから無理っぽい」

など、さまざまなコメントが集まった。（編集/大隅）