2015年10月9日、鳳凰網(wǎng)は記事「中國は赤字必至でインドネシア高速鉄道を受注したのか？」を掲載した。

【その他の寫真】

日中が受注を爭ったインドネシアの高速鉄道プロジェクト。日本優(yōu)位が伝えられていたが、9月末になって情勢は一転し中國の受注が決まった。高速鉄道そのものの性能ではなく、融資條件で中國が上回ったことが決定打になったと報じられている。受注したはいいが赤字必至だと懸念する人も少なくないようだ。

だが実際はどうだろうか？中國案の建設(shè)費(fèi)は55億ドルと日本案の49億ドルよりも高い。路線長1キロあたりの建設(shè)費(fèi)は2億1300萬元と中國國內(nèi)の建設(shè)費(fèi)を大きく上回っている。営業(yè)速度250キロの中速路線であるにもかかわらず、だ。この點(diǎn)から考えれば中國は損をするどころか大もうけは間違いない。

融資條件でも日本の金利0．1％に対し、中國は2％と高い。ただし日本側(cè)は建設(shè)費(fèi)の25％はインドネシア政府が拠出し、また損失が生じた際には政府が債務(wù)保証をすることを求めているのに、中國は工費(fèi)全額を融資し損失が生じた場合にも政府の債務(wù)保証は必要ないと條件は異なる。融資面でみても中國が圧倒的な好條件を出したわけではないことは明らかだ。

ならばなぜ中國が勝利したのか。それは総合的にみて中國案が優(yōu)れていたからだ。営業(yè)開始は2018年と日本よりも3年早い。また日本よりも多くの駅を建設(shè)するほか、融資の返済期間でも日本より10年長く設(shè)定されている。（翻訳?編集/