2015年10月14日、中國(guó)の消費(fèi)者が日本で盛んに買い物すると同時(shí)に、これまでの中國(guó)で作った製品を日本で売るという流れが日本で作った製品を中國(guó)で売るという流れに変わりつつある。電器製品は日本の得意分野だが、これまで日本の家電ブランドは中國(guó)の安いコスト、大きな市場(chǎng)、川上から川下まで整った産業(yè)チェーンなどの強(qiáng)みを評(píng)価して、生産能力を相次いで中國(guó)に移転させ、一部の製品を日本に逆輸入して販売していた。だが今年に入ってから、日本の家電企業(yè)で方針を転換するところが増えており、日本で作った家電製品を中國(guó)で大量に販売するようになった。北京青年報(bào)が伝えた。

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パナソニックは22年前、広東省広州市に世界最重要のエアコン製造拠點(diǎn)を建設(shè)し、日本市場(chǎng)で売られている同社製エアコンの80％はここで製造されたものだった。ここでは毎年、中國(guó)市場(chǎng)向けに新製品がうち出してきたが、來年は日本で製造した製品を中國(guó)市場(chǎng)向け新製品として販売するという。パナソニックAPエアコン広州有限會(huì)社の山口社長(zhǎng)は、「こうした販売価格が2萬元（約37萬8000円）以上する日本製エアコンは中國(guó)の消費(fèi)者に歓迎されるはず」と期待する。

パナソニックのエアコンをめぐる狀況は例外ではなく、臺(tái)所用ガス製品のリンナイも同じような計(jì)畫を進(jìn)めている。リンナイは23年前に上海燃?xì)菁瘒猡群羡亭工胄韦侵袊?guó)市場(chǎng)に進(jìn)出し、これまで一貫して上海に製造拠點(diǎn)を置き、主にガス給湯器を製造してきた。上海リンナイ有限公司営業(yè)販売部の王延紅（ワン?イエンホン）部長(zhǎng)が取材に答えて述べたところによると、年內(nèi)に中國(guó)市場(chǎng)で初めてガスレンジを売り出す計(jì)畫で、日本製の製品を輸入し、上海では製造を行わない予定だ。この日本式ガスレンジには小型のオーブンもついており、価格は5000元（約9萬4600円）前後ほどで、中國(guó)市場(chǎng)での同類製品の平均価格1500元（約2萬8400円）を大きく上回るが、王部長(zhǎng)は市場(chǎng)の反応に自信があるという。

エアコンやガスコンロなどは中國(guó)が世界最大の製造國(guó)であり、家電強(qiáng)國(guó)の日本でも中國(guó)製品が重要な位置を占めてきた。だが今では海外家電メーカーが自國(guó)で製造した家電製品が「捲土重來（けんどちょうらい）」を果たそうとしている。それはなぜか。日本の複數(shù)の家電メーカーの責(zé)任者が、「転換を促した原因は中國(guó)人消費(fèi)者が質(zhì)の高い外國(guó)産の輸入製品をますます志向するようになったことにある。このことは中國(guó)人旅行者が海外で盛んに買い物している様子からもうかがうことができる。また中國(guó)の消費(fèi)財(cái)の高級(jí)化と大幅な円安も、日中両國(guó)製品の価格差を大幅に縮小させており、これは日本企業(yè)が自國(guó)で製造した製品を中國(guó)で販売するようになった重要な原因だ」との見方を示す。王部長(zhǎng)は、「10年前には、日本製ガスコンロの価格を人民元に換算すれば1萬5000元（約28萬4000円）以上になり、當(dāng)時(shí)は日本製ガスコンロを中國(guó)市場(chǎng)に導(dǎo)入することはほぼ不可能だった」と振り返る。

長(zhǎng)年にわたり、中國(guó)は世界最大の家電製造國(guó)であり、かつての家電強(qiáng)國(guó)の日本は生産量が縮小を続け沒落した印象を與えていた。だが実際には、日本の家電メーカーは大規(guī)?；楦呒?jí)精鋭化へと路線を転換し、コストの強(qiáng)みに頼らない新戦略を取ったのだ。一方、中國(guó)の家電メーカーは長(zhǎng)期間、価格面での強(qiáng)みばかりを求めて品質(zhì)をおざなりにしてきた。中國(guó)人消費(fèi)者が質(zhì)を重視するようになると、自國(guó)製品では満足できないことに気づいた。こうして外國(guó)産の家電が再び勢(shì)いを盛り返すことになったのだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）