気候溫暖化で生態(tài)環(huán)境が改善、中國北方の降水量が増加―中國メディア

Record China    2015年10月16日(金) 10時(shí)41分

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12日、中國人科學(xué)者が発表した新たな研究結(jié)果によると、気候溫暖化によって、東アジアの夏季の季節(jié)風(fēng)が北に移動し、中國北方に多くの降雨をもたらす。資料寫真。

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2015年10月12日、中國人科學(xué)者が発表した新たな研究結(jié)果によると、気候溫暖化によって、東アジアの夏季の季節(jié)風(fēng)が北に移動し、中國北方に多くの降雨をもたらす。北方の1970年代以來の乾燥が解消され、中國北方の生態(tài)環(huán)境が大幅に改善するという。14日付で新華社が伝えた。

その他の寫真

1970年代以降、東アジアの夏季のモンスーンが弱まり、南に移っていった。これにより中國北方が乾燥し、南方が水害に見舞われた。學(xué)術(shù)界では、この現(xiàn)象の原因は気候溫暖化とされている。人類の活動により排出される溫室効果ガスが増え続けるため、中國北方の乾燥が激化することが懸念されている。

楊石嶺(ヤン?シーリン)氏は同僚の丁仲禮(ディン?ジョンリー)氏らと共に、黃土高原の最終氷期(今から約2萬年前、直近で最も寒かった時(shí)期)以來の20數(shù)カ所の土壌変化を系統(tǒng)的に研究した。その結(jié)果、黃土高原のC4植物(光合成で炭素原子4個(gè)を持つオキサロ酢酸を生成する植物)の生物量等値線の移動が、古代のモンスーンの位置の変化を効果的に示すことが分かった。

楊氏によると、最終氷期の黃土高原南東部のC4植物生物量は10~20%だった。完新世の溫暖な時(shí)期に、この等値線(10~20%)は黃土高原北西部に現(xiàn)れた。これは地球溫暖化が、東アジアの夏季のモンスーンを、北西方向に推し進(jìn)めたことを示している。

楊氏によると、東アジアはアジアのモンスーンの影響を受ける地域だ。雨は主に東アジアのモンスーンがもたらし、モンスーンの所在地では雨が降りやすい。現(xiàn)代の降水の雨量等値線を見ると、主に北東から南西(特に中國北方)に帯狀に分布する降水等値線となっている。モンスーンが北に動くことで、北方の乾燥?半乾燥地帯の降水量が増加する。モンスーンが南に後退すれば、北方は日照りに見舞われ、南方では水害が発生する。

楊氏は、「気候溫暖化が続けば、モンスーンが南に後退するという流れが逆転し、長時(shí)間に渡り北に移ることになる。中國北方の降水量は、大幅に増加するだろう」と判斷した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/YF?編集/武藤)

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