2015年10月17日、日本と戦うことは戦略上少しも価値がない―。中國(guó)共産黨中央委員會(huì)機(jī)関誌「人民日?qǐng)?bào)」の國(guó)際版「環(huán)球時(shí)報(bào)」がこのほど、こんな社説を掲載した。これに中國(guó)のネットユーザーは戸惑いの色を隠せず、日本のネットユーザーも真意を測(cè)りかねてか、さまざまに反応している。

【その他の寫(xiě)真】

環(huán)球時(shí)報(bào)は社説で「もしも日本とだけ戦うのであれば、中國(guó)は『歯には歯を』で対応できるが、中國(guó)は世界を相手にしており、日本だけを相手にすることは戦略上、何の価値もない」と主張?！溉毡兢藙伽盲皮庳?fù)けても、中國(guó)にとって戦略上大きな意味はない」と強(qiáng)調(diào)した。

中國(guó)共産黨の“お墨付き”とも受け取れる社説が中國(guó)の掲示板サイトで紹介されると、中國(guó)のネットユーザーは、ちょっと驚いたよう?！袱嗓Δ筏郡螭扦工?？日本車(chē)の破壊はもうやめるんですか？」「あれ？釣魚(yú)島（尖閣諸島の中國(guó)語(yǔ)名）は？爭(zhēng)わなくていいのか？」「日本と戦うことに戦略上の価値がないって、つい最近、軍事パレードをやったばかりじゃないか」といったコメントが寄せられた。

対日姿勢(shì)の転換との理解も少なくなく、「日本だけじゃなく、フィリピンやベトナムなどの小國(guó)とも戦えないだろ」「こういううそくさい外交をするから、中國(guó)を支持してくれる國(guó)がなかなか見(jiàn)つからないんじゃないかな」「風(fēng)見(jiàn)鶏ということだな」など、社説に批判的な意見(jiàn)も目立った。

一方、日本のネットユーザーは米國(guó)との関係が影響しているとして、「日本どころじゃないよね。米國(guó)が本格的に南シナ海に乗り出そうとしているんだから」「今までは、オバマを抑えてると思ってたから、一番の強(qiáng)敵は日本と思ってたら、アメリカが出てきそうな雰囲気になったので、矛先を変えるしかなくなったのだろうね」「先日の（習(xí)近平＝シー?ジンピン＝國(guó)家主席）訪(fǎng)米中にアメリカから警告されたんじゃないか」などと指摘。

さらに、中國(guó)経済の低迷と結(jié)び付け、「日本の協(xié)力なくして、國(guó)內(nèi)の経済を立て直せないからだろ。以前なら強(qiáng)く出たら日本は引いたが、今は強(qiáng)く出るほど反発は強(qiáng)くなり、簡(jiǎn)単に憲法改正まで突き進(jìn)んでしまうから」「日本の資金を期待しての発言だと思うが、いまさら投資が増えることはないだろうな」などの見(jiàn)方もあった。（編集/大隅）