2015年10月13日、中國(guó)メディア?新浪（Sina）は、読書を好まない人が多い中國(guó)でも高い人気と知名度を誇るミステリー作家の東野圭吾氏について、「推理小説だけではない、多元的な作品性がある」と評(píng)した。

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多數(shù)の作品がドラマや映畫化されていることが入り口になって、中國(guó)でも多數(shù)のファンを獲得していると考えられる東野氏。中國(guó)でその知名度を上げたのは、直木賞受賞作であり映畫化もされた「容疑者Xの獻(xiàn)身」で、これ以外にもほとんどの作品が中國(guó)語(yǔ)訳（臺(tái)灣版?中國(guó)版共に）で出版されている。現(xiàn)在は2014年5月に中國(guó)で発売された「ナミヤ雑貨店の奇跡（中國(guó)語(yǔ)題：解憂雑貨店）」がロングセラーを記録している。

東野氏はミステリーやサスペンスを得意としているが、その守備範(fàn)囲は何もそれだけにとどまらない。13日、中國(guó)メディアの新浪は「推理小説以外のおススメ作品」を特集した。「有名作品以外にも読むべき著作が多數(shù)ある」とした上で、「2014年末に行われた調(diào)査では、日本の読書愛好家の4割近くが最も好きな作家として東野氏を挙げている」と紹介。中國(guó)でも抜群の知名度と人気を誇る村上春樹氏を超えているとした。

また、その作風(fēng)については「平易かつ淡々とした語(yǔ)り口が特徴的だ。また、多くの推理作家とは違い、人間性の描寫に重點(diǎn)を置いている。一つ一つの謎の裏に人間の美醜が隠れている」と評(píng)する。中國(guó)の一般読者からも以下のような熱心かつ鋭い評(píng)価が寄せられている。

「小説なんて1冊(cè)も読んだことがなかった?jī)Wが夢(mèng)中になった」

「初めて東野さんの作品を読んだ。この數(shù)日間、キンドルを充電する暇がなかった。これ以上に読みたい本なんてないというくらいおもしろかった」

「読んでいて重くてツライのに、どうしてもやめることができない。そして読後感も重々しい」

「構(gòu)成力がスゴイ。ただの推理小説に終わらず、一人一人の人物が相互に絡(luò)み合って初めて物語(yǔ)全體が完成する」

「決して華やかな文體ではないのに読者を引きつける。作品全體を通して愛を追究していて、その愛の描寫は重々しく、揺らぎなく、骨身に染みるようで、とても受け止めきれない。それでも手放したくないと思わせる何かがある」

「登場(chǎng)人物の一人一人は何ということのない平凡な人物。彼らが極めて非凡な物語(yǔ)に巻き込まれていく。登場(chǎng)人物の誰(shuí)かしらは、読者に深い感動(dòng)や思考をうながしてくれる」

「淡々としたストーリーの中に心をグッとつかむものがあって、読後も余韻が長(zhǎng)く続き、日常を取り戻すのに時(shí)間を要するような作品ばかり。こうした印象は宮崎駿のアニメ作品に通ずるものがある。衝撃的な結(jié)末よりも、その淡々としたストーリー運(yùn)びにこそそのすばらしさが眠っている」（翻訳?編集/愛玉）