2015年10月22日、中國(guó)?北京市の北京動(dòng)物園で飼育されているライオンがガリガリに痩せ細(xì)った姿を撮影した寫(xiě)真がインターネット上で物議をかもしている。北京青年報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

これは、ある動(dòng)物愛(ài)護(hù)活動(dòng)をしている人物がインターネット上に投稿した寫(xiě)真で、ライオン以外にもトラの寫(xiě)真が紹介された。いずれも骨と皮だけに痩せ細(xì)っており、「十分なエサを與えてもらっていないか、病気を患っているかではないか？」としている。

この寫(xiě)真が話題になったことを受けて21日、北京動(dòng)物園は聲明を発表した。「問(wèn)題のライオンはもともと痩せている」「動(dòng)物の體型と健康には相関関係はない」と説明したものの、「今後はエサの種類や量を適宜、調(diào)整していく」ともした。なお、問(wèn)題になったライオンは現(xiàn)在、公開(kāi)を中止している。これについては、「健康狀態(tài)が思わしくなく、獣醫(yī)による検査を受けている」と説明した。

問(wèn)題のライオンは2006年生まれのオスのホワイトライオンで、壽命から換算すると中年期にあたる。同園では2008年にこれをハルビン動(dòng)物園から譲り受けたが、その時(shí)にすでに痩せていたという。オスのホワイトライオンの平均體重は150キロだが、このライオンは90キロしかなく、食餌などで改善を試みたが、効果を示さなかった。また、ホワイトライオンはもともと個(gè)體數(shù)が少ないために近親交配が進(jìn)み、遺伝的に欠陥のある個(gè)體も少なくないとの説明だ。

同園では専屬の栄養(yǎng)士が各動(dòng)物の飼料を調(diào)整している。問(wèn)題のライオンには、月曜から水曜までは牛肉4．5キロと羊肉1．5キロ、木曜と日曜は絶食させ、金曜には牛ハツ4キロと牛レバー3．5キロ、土曜は生きたウサギを14匹か生きたニワトリを12羽と決められている。週に2日の絶食をはさむのは、より野生の生態(tài)に近づけるためだ。

北京動(dòng)物園では466種、6223頭の動(dòng)物を飼育しており、これを232人の飼育員と29人の獣醫(yī)で管理している。（翻訳?編集/愛(ài)玉）